WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
熟議型手法 設計・実施計画シートは、熟議型手法を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は2〜5日間。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 政策・大規模事業の評価において、民主的正統性のある市民の熟慮に基づく判断を評価根拠に加えたい
- 専門家・利害関係者だけでなく「一般市民の視点」を体系的・代表的に収集したい
- 複雑な価値観の選択(例: 経済成長 vs 環境保全)を含む評価課題に市民の優先順位を反映したい
参加者と準備
市民パネル12〜25名(無作為抽出)、専門家・証人5〜10名、独立ファシリテーター1〜2名、設計・運営チーム(評価機関・事務局)
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報熟議型手法の概要設計
- 2. 参加者選定計画無作為抽出または層化抽出の方法と、代表性・多様性の確保方法を記載する
- 3. 情報提供計画(証人・資料)バランスのとれた証人選定と資料の偏りを確認する。賛否両論・多様な立場が含まれているか
- 4. 熟議セッション設計市民パネルが熟議するセッションの設計を記録する
- 5. 勧告と回答のフォローアップ計画勧告文書の提出先・公表方法・政策立案者の回答を求める仕組みを記載する
- 6. 独立性・倫理チェック
完成の目安
- 市民陪審/コンセンサス会議の勧告文書
- 熟議プロセスの記録
- 多数意見・少数意見のまとめ
レビュー時の注意
- 情報提供の偏り(特定の立場に有利な証人のみ招集)は熟議の中立性を根本から損なう — 独立した設計監査者の設置が有効
- 政策立案者が事前に結論を決めており、市民陪審を「アリバイ」として使う場合、参加者と社会の信頼を長期的に損なう
- 熟議後の勧告への回答・フォローアップがないと、参加した市民の努力が無駄になり、将来の市民参加への意欲を削ぐ
EvalCompass Worksheet
熟議型手法 設計・実施計画シート
手法: 熟議型手法(Deliberative Methods)
市民陪審・コンセンサス会議の設計段階での使用を想定しています。情報提供の中立性と参加者選定の公正性が成否の核心 — 設計段階で独立した第三者レビューを受けることを強く推奨します。
基本情報
熟議型手法の概要設計
参加者選定計画
無作為抽出または層化抽出の方法と、代表性・多様性の確保方法を記載する
| 選定基準(年齢/性別/地域/社会経済的背景等) | 目標割合/人数 | 実際の選定結果 |
|---|---|---|
情報提供計画(証人・資料)
バランスのとれた証人選定と資料の偏りを確認する。賛否両論・多様な立場が含まれているか
| 証人名・所属/役割 | 代表する立場・視点 | 提供情報の概要 |
|---|---|---|
熟議セッション設計
市民パネルが熟議するセッションの設計を記録する
勧告と回答のフォローアップ計画
勧告文書の提出先・公表方法・政策立案者の回答を求める仕組みを記載する