エンパワメント評価 3ステップワークシート
このシートは当事者が自ら記入します。評価者(コーチ)は記入を促しますが、内容を決めるのは当事者です。ファシリテーションに徹してください。
エンパワメント評価 3ステップワークシート
基本情報
プログラムの基本情報を記入(当事者が記入する)
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- プログラム名
- 住民相談会(仮想)
- 記入者(当事者代表)
- 住民運営代表A
- 実施日
- 2026年9月13日
- 参加者数
- 運営メンバー6人
記入理由: 仮想の少人数の振り返りです。
ステップ1:ミッションの確立
「このプログラムは誰の何のために存在するか」を全員で議論し、一文にまとめる
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 活動の点検を共通目的に結びつけます。
ステップ2:現状把握 — 活動評価スコアリング
主要な活動を書き出し、現在のパフォーマンスを1〜10で評価する。必ず「その点数の根拠」も記述すること
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 主要活動 | 現在のスコア(1〜10) | スコアの根拠(良い点・課題) |
|---|---|---|
| 初参加者への案内 | 6 | 入口の掲示はあるが、受付先が分からず帰った人がいた |
| 受付での秘密保持 | 4 | 待機場所から相談内容が聞こえるとの意見 |
記入理由: 自分たちの点数の理由を具体的な出来事で説明します。
| 主要活動 | 現在のスコア(1〜10) | スコアの根拠(良い点・課題) |
|---|---|---|
ステップ3:改善計画の策定
スコアの低い活動から優先順位をつけ、具体的な改善策・担当・期限を記入する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 改善対象の活動 | 具体的な改善策 | 担当者 | 期限 | 目標スコア |
|---|---|---|---|---|
| 受付での秘密保持 | 待機場所を離し、案内カードを用意する | 会場担当 | 2026年10月 | 7:相談内容が待機者に聞こえない配置 |
記入理由: 目標点に観察できる状態を添えます。
| 改善対象の活動 | 具体的な改善策 | 担当者 | 期限 | 目標スコア |
|---|---|---|---|---|
次回評価サイクルの設定
次回のレビュー時期と確認する指標を合意する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 次回評価日
- 2026年11月の運営会議
- 確認する改善状況の指標
- 初参加者が迷った例・声の聞こえやすさ
- 記録担当者
- 記録担当B
- 報告先
- 住民運営会議
記入理由: 点数の再採点に加え、改善した状態を確かめます。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
エンパワメント評価 3ステップワークシートは、エンパワメント評価を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:初回能力構築ワークショップに1〜2日。サイクル全体で3〜12ヶ月」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- プログラム参加者・コミュニティ自身が評価能力を持つことが事業目標の一つであるとき
- 外部評価者が長期関与できない文脈で、持続可能な内部評価システムを構築したいとき
- 当事者が評価プロセスに参加することで、プログラムへの主体性と当事者意識を高めたいとき
参加者と準備
コーチ役の評価者(1〜2名)+プログラム関係者全員(スタッフ・参加者・コミュニティ代表)。包摂性が原則
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報プログラムの基本情報を記入(当事者が記入する)
- 2. ステップ1:ミッションの確立「このプログラムは誰の何のために存在するか」を全員で議論し、一文にまとめる
- 3. ステップ2:現状把握 — 活動評価スコアリング主要な活動を書き出し、現在のパフォーマンスを1〜10で評価する。必ず「その点数の根拠」も記述すること
- 4. ステップ3:改善計画の策定スコアの低い活動から優先順位をつけ、具体的な改善策・担当・期限を記入する
- 5. 次回評価サイクルの設定次回のレビュー時期と確認する指標を合意する
完成の目安
- プログラムミッション文書
- 活動評価スコアと根拠記録
- 改善計画書
レビュー時の注意
- 評価者が「当事者に任せる」と言いながら実質的に評価を主導し、エンパワメントにならない
- 現状把握のスコアリングが形骸化し、深い議論なく点数をつけるだけになる — 根拠の議論が本質
- 能力構築フェーズを省略して評価ツールだけを渡し、当事者が使いこなせない
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
以下は説明用の仮想例です。住民主体の相談会で、運営メンバーが案内と受付の現状を点検します。
基本情報
- プログラム名
- 住民相談会(仮想)
- 記入者(当事者代表)
- 住民運営代表A
- 実施日
- 2026年9月13日
- 参加者数
- 運営メンバー6人
記入理由: 仮想の少人数の振り返りです。
ステップ1:ミッションの確立
記入理由: 活動の点検を共通目的に結びつけます。
ステップ2:現状把握 — 活動評価スコアリング
| 主要活動 | 現在のスコア(1〜10) | スコアの根拠(良い点・課題) |
|---|---|---|
| 初参加者への案内 | 6 | 入口の掲示はあるが、受付先が分からず帰った人がいた |
| 受付での秘密保持 | 4 | 待機場所から相談内容が聞こえるとの意見 |
記入理由: 自分たちの点数の理由を具体的な出来事で説明します。
ステップ3:改善計画の策定
| 改善対象の活動 | 具体的な改善策 | 担当者 | 期限 | 目標スコア |
|---|---|---|---|---|
| 受付での秘密保持 | 待機場所を離し、案内カードを用意する | 会場担当 | 2026年10月 | 7:相談内容が待機者に聞こえない配置 |
記入理由: 目標点に観察できる状態を添えます。
次回評価サイクルの設定
- 次回評価日
- 2026年11月の運営会議
- 確認する改善状況の指標
- 初参加者が迷った例・声の聞こえやすさ
- 記録担当者
- 記録担当B
- 報告先
- 住民運営会議
記入理由: 点数の再採点に加え、改善した状態を確かめます。
判断で間違えやすいこと
多数派の平均点を全員の合意とする
見直し方: 評点の幅と少数意見の理由も残す
理由: 経験の違いが改善の手がかりになるためです。
外部評価者が正しい目標を決めて当事者に渡す
見直し方: 当事者が目的と改善案を決め、評価者は根拠を問い支援する
理由: 自己決定と評価能力の形成が中心だからです。
参照資料と確認箇所
- Empowerment evaluationDavid Fetterman / BetterEvaluation
- 参照箇所
- Concepts; Steps
- 本文との対応
- 点数や判断を示すだけでなく、その根拠を問い、当事者が情報を集めて使う機会を確保します。
このページの引用情報
更新履歴
- — 出典に対応した説明へ更新し、手法固有の仮想記入例・判断例と更新履歴を追加。


