WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
自然実験デザイン確認シートは、自然実験を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は設計・データ確認に2〜6週間、分析に2〜8週間。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 政策変更や制度改正が一部地域・一部対象にだけ適用された
- 導入時期や対象基準が明確で、比較群を設定できる
- RCTは倫理・実務上できないが、因果に近い推定を行いたい
参加者と準備
評価者・政策担当者・データ分析者。制度背景を説明できる担当者と計量分析者の協働が重要
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報自然実験として扱う政策・出来事を記入
- 2. 外生性の根拠介入割当がどのルールで生じたかを整理する
- 3. 分析手法の選択デザインに合う手法を選ぶ
- 4. 脅威とロバスト性同時政策、スピルオーバー、選択バイアスへの対応を記述
- 5. 完成チェック
完成の目安
- 自然実験デザインメモ
- 識別仮定と検証結果
- 因果効果推定レポート
レビュー時の注意
- 『自然に起きた』だけで自然実験と呼び、比較可能性の根拠を示さない
- 介入対象の選定理由を確認せず、選択バイアスを見落とす
- 分析手法名だけを示し、識別仮定と検証結果を報告しない
EvalCompass Worksheet
自然実験デザイン確認シート
手法: 自然実験(Natural Experiment)
自然実験では、介入群と比較群がなぜ比較可能と言えるのかを制度背景から説明する必要があります。手法名より識別仮定の確認が中心です。
基本情報
自然実験として扱う政策・出来事を記入
外生性の根拠
介入割当がどのルールで生じたかを整理する
| 割当ルール・出来事 | 介入群 | 比較群 | 外生的と考える根拠 | 懸念点 |
|---|---|---|---|---|
分析手法の選択
デザインに合う手法を選ぶ
| 候補手法 | 必要データ | 検証すべき仮定 | 採用可否 |
|---|---|---|---|
脅威とロバスト性
同時政策、スピルオーバー、選択バイアスへの対応を記述