PRA/PLAツール実施ガイドシート
ツールごとに1枚を使用してください。実施前に参加者の構成(ジェンダー・年齢・立場の多様性)を確認し、外部者はファシリテーターに徹してコミュニティ自身が作成・分析するよう促してください。
PRA/PLAツール実施ガイドシート
基本情報
実施セッションの基本情報
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- コミュニティ名・場所
- 山間地域A(仮想)
- 実施ツール(例: 季節カレンダー)
- 季節カレンダーと地域地図
- 実施日時
- 2026年9月13日
- 参加者構成(人数・属性)
- 住民8人・車利用あり/なしを含む
- ファシリテーター名
- 外部進行者A
記入理由: 生活条件の違いを含めた参加構成です。
ツール実施記録
住民が作成した成果物を、本人の言葉を尊重して記録する。写真は同意と公開範囲、個人を識別できる情報を確認した上で、必要な場合に撮影する。
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 地域の知識を住民が表現し確認する工程を残します。
主要な発見・発言の記録
重要な発見・コミュニティの優先事項・参加者の発言(なるべく原文で)を記録する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 発見・テーマ | コミュニティの言葉・発言 | 発言者属性(役割・ジェンダー等) |
|---|---|---|
| 冬の買物 | 雪の日はバス停まで歩けない | 車を使わない住民 |
| 通院の時間帯 | 午後の便では診療に間に合わない | 通院のある住民 |
記入理由: 分析語だけでなく住民の意味づけを要約します。
| 発見・テーマ | コミュニティの言葉・発言 | 発言者属性(役割・ジェンダー等) |
|---|---|---|
三角検証メモ
他のツールや別グループの結果と一致・矛盾した点を記録する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 道具と参加者を変えて見落としを確認します。
倫理・品質チェック
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: コミュニティの事前同意を得た
- ☑ 確認済み: 外部者が「代わりに書く」ことなく、コミュニティが主体的に作成した
- ☐ 未確認: 女性・若者・少数派等の参加が確保された
- ☑ 確認済み: 成果物・記録をコミュニティに返還・確認してもらった
- ☐ 未確認: 三角検証のために複数ツール/グループで確認した
記入理由: 図の返却と確認は済んだ設定ですが、若者・昼間不在者の意見と追加照合が未了です。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
PRA/PLAツール実施ガイドシートは、参加型農村調査・参加型学習行動を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:ツールによって数時間〜数日(フィールドワーク)」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 農村部・スラム等の周縁コミュニティで、コミュニティ自身の知識・優先課題を把握したい
- 文字依存の調査に限界がある多様な参加者(非識字者・高齢者・子ども等)を含む評価
- コミュニティ開発事業の事前アセスメントや参加型計画策定
参加者と準備
コミュニティメンバー(多様性確保: 男女・年齢・社会的立場)、外部ファシリテーター1〜3名、地域キーパーソン。1グループ6〜15名が計画例として
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報実施セッションの基本情報
- 2. ツール実施記録住民が作成した成果物を、本人の言葉を尊重して記録する。写真は同意と公開範囲、個人を識別できる情報を確認した上で、必要な場合に撮影する。
- 3. 主要な発見・発言の記録重要な発見・コミュニティの優先事項・参加者の発言(なるべく原文で)を記録する
- 4. 三角検証メモ他のツールや別グループの結果と一致・矛盾した点を記録する
- 5. 倫理・品質チェック
完成の目安
- コミュニティが作成した視覚的成果物(地図・カレンダー等)の記録
- 優先課題リスト(コミュニティ合意)
- 三角検証レポート
レビュー時の注意
- 外部者がコミュニティの代わりに書いてしまう — 手を出したくなる衝動を抑え、ファシリテーターに徹することが最重要
- 男性・有力者のみの参加で終わり、女性・若者・障がい者等の声が反映されない
- コミュニティへの情報の返還を省略すると、外部のデータ抽出になってしまい参加型の意義が失われる
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
以下は説明用の仮想例です。山間地域の住民が、通院や買物に使う移動手段を季節ごとに整理します。
基本情報
- コミュニティ名・場所
- 山間地域A(仮想)
- 実施ツール(例: 季節カレンダー)
- 季節カレンダーと地域地図
- 実施日時
- 2026年9月13日
- 参加者構成(人数・属性)
- 住民8人・車利用あり/なしを含む
- ファシリテーター名
- 外部進行者A
記入理由: 生活条件の違いを含めた参加構成です。
ツール実施記録
記入理由: 地域の知識を住民が表現し確認する工程を残します。
主要な発見・発言の記録
| 発見・テーマ | コミュニティの言葉・発言 | 発言者属性(役割・ジェンダー等) |
|---|---|---|
| 冬の買物 | 雪の日はバス停まで歩けない | 車を使わない住民 |
| 通院の時間帯 | 午後の便では診療に間に合わない | 通院のある住民 |
記入理由: 分析語だけでなく住民の意味づけを要約します。
三角検証メモ
記入理由: 道具と参加者を変えて見落としを確認します。
倫理・品質チェック
- ☑ 確認済み: コミュニティの事前同意を得た
- ☑ 確認済み: 外部者が「代わりに書く」ことなく、コミュニティが主体的に作成した
- ☐ 未確認: 女性・若者・少数派等の参加が確保された
- ☑ 確認済み: 成果物・記録をコミュニティに返還・確認してもらった
- ☐ 未確認: 三角検証のために複数ツール/グループで確認した
記入理由: 図の返却と確認は済んだ設定ですが、若者・昼間不在者の意見と追加照合が未了です。
判断で間違えやすいこと
外部者が正しい地図を書いて住民に確認だけを求める
見直し方: 住民が場所と意味を示し、必要な支援方法を選ぶ
理由: 地域の人が分析する過程が中心だからです。
会議参加者の意見を地域全員の結論にする
見直し方: 不在者や異なる条件の集団にも確認する
理由: 参加できた人だけに分析が偏るためです。
参照資料と確認箇所
- Participatory rural appraisal (PRA) / Participatory learning for action (PLA)BetterEvaluation
- 参照箇所
- 本文
- 本文との対応
- 外部者はファシリテーションや外部情報を提供し、地域の人々自身の分析と行動を支えます。
このページの引用情報
更新履歴
- — 出典に対応した説明へ更新し、手法固有の仮想記入例・判断例と更新履歴を追加。


