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WORKSHEET GUIDE

記入前に、使いどころと完成条件を確認

回帰分析 モデル設計・実施チェックシートは、回帰分析を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は1〜2週間。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。

このシートが役立つ場面

  • 複数の背景要因を統制した上で、特定のプログラム変数が成果指標に与える影響を推定したいとき
  • 成果に影響する要因を特定し、どこに介入すれば効果が大きいかを判断したいとき
  • ロジスティック回帰でサービス到達・脱落・目標達成などの二値アウトカムの予測因子を探索したいとき

参加者と準備

統計・データ分析の知識を持つ評価担当者1〜2名。RやPython・SPSSなどの統計ソフト使用スキルが必要。

判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。

記入の順番

  1. 1. 基本情報分析の目的と設計を記入する
  2. 2. 変数の設計主要独立変数・統制変数・交絡変数候補を整理する
  3. 3. 多重共線性チェック相関行列とVIFの確認結果を記録する
  4. 4. モデル適合度と診断結果モデルの当てはまりと診断結果を記録する
  5. 5. 係数の解釈メモ主要変数の係数について実質的な意味(どれくらい変化するか)を記述する
  6. 6. 完成チェック

完成の目安

  • 回帰係数表(非標準化係数・標準化係数・p値・95%信頼区間)
  • モデル診断プロット(残差分布・Q-Qプロット)
  • 結果の解釈レポート(効果量・実質的意味・限界の明示)

レビュー時の注意

  • 統計的に有意なので、プログラムが効果を持つという因果的解釈の飛躍 — 観察回帰では関連があるとのみ述べ、因果については設計上の限界を必ず明記する
  • 過剰な変数投入(Overfitting)— サンプルサイズに対して変数が多すぎるとモデルがデータに過適合し、汎化性能が低下する
  • 多重共線性の無視 — 互いに高い相関を持つ変数を同時に投入すると係数が不安定になり、符号が逆転することもある。VIFを必ず確認する
EvalCompass Worksheet

回帰分析 モデル設計・実施チェックシート

手法: 回帰分析(Regression Analysis)
何を説明したいか(予測か効果推定か)を最初に明確にすることが、変数選択とモデル解釈の誤りを防ぎます。交絡変数の候補は理論から先に決めてください。

基本情報

分析の目的と設計を記入する

変数の設計

主要独立変数・統制変数・交絡変数候補を整理する

変数名役割(主独立変数/統制変数)尺度選択の理論的根拠ダミー変数化の要否

多重共線性チェック

相関行列とVIFの確認結果を記録する

変数ペア相関係数rVIF値対応(除外/変換等)

モデル適合度と診断結果

モデルの当てはまりと診断結果を記録する

指標問題の有無対応

係数の解釈メモ

主要変数の係数について実質的な意味(どれくらい変化するか)を記述する

完成チェック