WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
テーマ分析 コーディング作業シートは、テーマ分析を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は1〜4週間。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- インタビューやフォーカスグループのトランスクリプトから、受益者・関係者の経験・認識・ニーズのパターンを把握したいとき
- アンケートの自由記述欄を体系的に分析し、定量データだけでは見えない文脈・理由を明らかにしたいとき
- プログラムの実施過程・障壁・成功要因を関係者の語りから探索的に明らかにしたいとき
参加者と準備
質的分析担当者1〜2名。複数名でコーディングする場合は分析者間合意を設ける。データが受益者の語りであれば、メンバーチェッキングとして受益者代表への確認も推奨。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報分析対象と目的を記入する
- 2. 初期コード一覧データから抽出したコードを記録する。コード名・定義・代表的な引用例を記入する
- 3. テーマ構造の整理コードをグルーピングし、テーマ(とサブテーマ)を構成する
- 4. テーママップ(自由記述)テーマ間の関係(上位・下位・対立・補完等)を図または文章で描く
- 5. 完成チェック
完成の目安
- コード一覧・コードブック(コード名・定義・事例)
- テーママップ(コードとテーマの関係図)
- テーマ別分析レポート(引用付き narrative)
レビュー時の注意
- コードをテーマと混同する — コードは「バスの乗り方が分からなかった」、テーマは「アクセス障壁」のように抽象レベルが異なる。テーマはコードの集積ではなく、コードが共有する意味を捉える
- よく出てきた話題をテーマとする頻度偏重 — テーマの基準は頻度ではなく評価クエスチョンへの重要性。わずか1人の語りでも評価上重要なテーマになりうる
- 引用の羅列で終わり分析的解釈がない — 参加者はこう語ったという記述だけでなく、これが意味することはという評価者の分析コメントが不可欠
EvalCompass Worksheet
テーマ分析 コーディング作業シート
手法: テーマ分析(Thematic Analysis)
コーディングは正解を探すのではなく、データが語ることに忠実に意味を付与するプロセスです。最初のコードは暫定で構いません。繰り返し読み込んで洗練させていきます。
基本情報
分析対象と目的を記入する
初期コード一覧
データから抽出したコードを記録する。コード名・定義・代表的な引用例を記入する
| コード名 | コードの定義(1文) | 代表的な引用(原文のまま) | 出現するデータ(番号等) |
|---|---|---|---|
テーマ構造の整理
コードをグルーピングし、テーマ(とサブテーマ)を構成する
| テーマ名 | テーマの定義(1〜2文) | 含まれるコード | 根拠となる主な引用(1〜2件) |
|---|---|---|---|
テーママップ(自由記述)
テーマ間の関係(上位・下位・対立・補完等)を図または文章で描く