バランスト・スコアカード設計シート
基本情報
組織・事業の基本属性を記入する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 組織名・事業名
- まち図書館(仮想)
- BSC対象期間
- 2026年10月~2027年3月
- 作成チーム
- 館長・利用者代表・配送担当
- 作成日
- 2026年9月13日
- ミッション(一文)
- 来館できなくても必要な資料を使える
- ビジョン(一文)
- 利用条件に応じた資料アクセスを提供する
記入理由: 最上位の目的を利益率ではなく利用機会に置きます。
4視点の戦略目標と指標
各視点の戦略目標、先行・遅行指標、目標値、主要な取組を記入する。数は戦略と収集負担に応じて調整する。
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 視点 | 戦略目標 | 先行指標(Leading) | 遅行指標(Lagging) | 目標値・期限 | 主要イニシアチブ |
|---|---|---|---|---|---|
| 利用者 | 必要な資料を受け取れる | 依頼内容を確認した割合 | 希望資料が期日内に届いた割合 | 3月に初回比較、目標値は10月測定後に合意 | 利用者代表と受取条件を確認 |
| 財務 | 配送を継続できる費用を確保 | 経費見込みの月次確認 | 配送費/完了した配送件数 | 3月に予算内継続性を判断 | 配送方法を比較 |
| 内部プロセス | 依頼から発送の滞留を減らす | 未処理依頼の点検 | 依頼から発送までの日数 | 10月に基準値、3月に変化を確認 | 担当間の受渡しを簡素化 |
| 学習と成長 | 職員が代替資料を案内できる | 事例検討を実施した回数 | 模擬依頼への適切な提案 | 12月に全担当者が演習を受ける | 利用者の条件を扱う事例研修 |
記入理由: 4視点はこの設計例の整理で、数値目標の未確定箇所を明示します。
| 視点 | 戦略目標 | 先行指標(Leading) | 遅行指標(Lagging) | 目標値・期限 | 主要イニシアチブ |
|---|---|---|---|---|---|
戦略マップ(因果連鎖メモ)
4視点の目標間の「Aが向上すれば→Bが実現する→Cにつながる」という因果の流れを文章で記述する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 矢印の前提も書き、順調でない箇所を調べます。
設計品質チェック
スコアカードの完成度を確認する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: 4視点それぞれに明確な戦略目標が設定されている
- ☐ 未確認: 各目標に測定可能な指標と具体的な目標値が対応している
- ☑ 確認済み: 戦略マップの因果連鎖が論理的に成立している
- ☑ 確認済み: 指標数が戦略上の必要性と収集・利用可能な資源に見合っている
- ☑ 確認済み: 各イニシアチブに担当者と期限が割り当てられている
- ☑ 確認済み: 四半期レビュー会議の日程が決まっている
記入理由: 目標値は初回測定後に決めるため未完了です。指標数や四半期頻度はこの計画上の選択で一般の必須条件ではありません。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
バランスト・スコアカード設計シートは、バランスト・スコアカードを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:設計:2〜4週間 / 運用体制の定着:6か月〜1年」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 組織の中長期戦略を現場の日常業務と指標でつなぎたいとき
- 財務指標だけでは捉えられない顧客満足・組織能力などを総合的に管理したいとき
- 非営利・行政組織でミッション達成の多面的な進捗を可視化したいとき
参加者と準備
経営幹部・戦略担当部門(設計)、全管理職(カスケード)。外部BSCコンサルタントを設計フェーズに起用することが多い
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報組織・事業の基本属性を記入する
- 2. 4視点の戦略目標と指標各視点の戦略目標、先行・遅行指標、目標値、主要な取組を記入する。数は戦略と収集負担に応じて調整する。
- 3. 戦略マップ(因果連鎖メモ)4視点の目標間の「Aが向上すれば→Bが実現する→Cにつながる」という因果の流れを文章で記述する
- 4. 設計品質チェックスコアカードの完成度を確認する
完成の目安
- 戦略マップ
- バランスト・スコアカード(4視点の指標・目標値・イニシアチブ一覧)
- 定期スコアカードレポート
レビュー時の注意
- 指標を増やしすぎて戦略上の優先順位が見えなくなる。重要な関係と判断に使う指標に絞る。
- 経営幹部だけが使い現場に伝わらない — カスケードダウンなしでは戦略が浮いた概念のまま
- 一度設計したら見直さない — 年次での戦略・指標の妥当性レビューが不可欠
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
以下は説明用の仮想例です。小規模図書館が、来館困難な人への資料提供を改善します。
基本情報
- 組織名・事業名
- まち図書館(仮想)
- BSC対象期間
- 2026年10月~2027年3月
- 作成チーム
- 館長・利用者代表・配送担当
- 作成日
- 2026年9月13日
- ミッション(一文)
- 来館できなくても必要な資料を使える
- ビジョン(一文)
- 利用条件に応じた資料アクセスを提供する
記入理由: 最上位の目的を利益率ではなく利用機会に置きます。
4視点の戦略目標と指標
| 視点 | 戦略目標 | 先行指標(Leading) | 遅行指標(Lagging) | 目標値・期限 | 主要イニシアチブ |
|---|---|---|---|---|---|
| 利用者 | 必要な資料を受け取れる | 依頼内容を確認した割合 | 希望資料が期日内に届いた割合 | 3月に初回比較、目標値は10月測定後に合意 | 利用者代表と受取条件を確認 |
| 財務 | 配送を継続できる費用を確保 | 経費見込みの月次確認 | 配送費/完了した配送件数 | 3月に予算内継続性を判断 | 配送方法を比較 |
| 内部プロセス | 依頼から発送の滞留を減らす | 未処理依頼の点検 | 依頼から発送までの日数 | 10月に基準値、3月に変化を確認 | 担当間の受渡しを簡素化 |
| 学習と成長 | 職員が代替資料を案内できる | 事例検討を実施した回数 | 模擬依頼への適切な提案 | 12月に全担当者が演習を受ける | 利用者の条件を扱う事例研修 |
記入理由: 4視点はこの設計例の整理で、数値目標の未確定箇所を明示します。
戦略マップ(因果連鎖メモ)
記入理由: 矢印の前提も書き、順調でない箇所を調べます。
設計品質チェック
- ☑ 確認済み: 4視点それぞれに明確な戦略目標が設定されている
- ☐ 未確認: 各目標に測定可能な指標と具体的な目標値が対応している
- ☑ 確認済み: 戦略マップの因果連鎖が論理的に成立している
- ☑ 確認済み: 指標数が戦略上の必要性と収集・利用可能な資源に見合っている
- ☑ 確認済み: 各イニシアチブに担当者と期限が割り当てられている
- ☑ 確認済み: 四半期レビュー会議の日程が決まっている
記入理由: 目標値は初回測定後に決めるため未完了です。指標数や四半期頻度はこの計画上の選択で一般の必須条件ではありません。
判断で間違えやすいこと
非営利組織でも収入増を必ず最上位にする
見直し方: ミッションと対象者への便益を中心に視点を調整する
理由: 財務の健全性と存在目的は同じではないためです。
4視点の指標を埋めれば戦略が完成したとする
見直し方: 指標の関係と行動、検証する前提を示す
理由: 無関係な数値の寄せ集めでは判断につながらないためです。
参照資料と確認箇所
- Conceptual Foundations of the Balanced Scorecard, Working Paper 10-074Robert S. Kaplan / Harvard Business School · 2010
- 参照箇所
- Balanced Scorecard for Performance Measurement, p. 4; Extending Balanced Scorecard to Non-Profit and Public Sector Enterprises, p. 23
- 本文との対応
- 非営利・公共部門では財務成果を最上位に置く企業向け構成を、そのまま当てはめないようにします。
このページの引用情報
更新履歴
- — 内容照合で確認した記述・手順を訂正(U07)。入力欄の順序・数・ラベル・セクション構造を維持。
- — 出典に対応した説明へ更新し、手法固有の仮想記入例・判断例と更新履歴を追加。


