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WORKSHEET GUIDE

記入前に、使いどころと完成条件を確認

費用効果分析 計画・算出シートは、費用効果分析を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は2週間〜3ヶ月。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。

このシートが役立つ場面

  • 同一目標を達成する複数の介入・プログラムの費用効率を比較し、最も効率的な手段を選びたいとき
  • 予算制約のもとで限られた資源をどの介入に優先配分するかを判断するとき
  • 保健・医療・教育分野でアウトカムの貨幣換算が倫理的・政治的に受け入れられにくいとき

参加者と準備

評価担当者(経済分析主担当)、プログラム担当者(費用データ提供)、統計担当(効果量推計)。医療・教育等の分野専門家のレビューを得ることが望ましい。

判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。

記入の順番

  1. 1. 基本情報分析の前提を記入する
  2. 2. 選択肢ごとの費用・効果データ各選択肢の費用とアウトカムをそれぞれ記入する
  3. 3. CER・ICER算出費用効果比と増分費用効果比を記入する
  4. 4. 費用の内訳(主要選択肢)費用の過少計上を防ぐため項目を網羅的に確認する
  5. 5. 感度分析設定主要なパラメータの変動幅と感度分析の方法を記録する
  6. 6. 完成チェック

完成の目安

  • 費用・効果データ一覧表(選択肢別)
  • CER・ICER算出表
  • 感度分析(確率的感度分析のコスト効果平面・CEAC)

レビュー時の注意

  • ICERの比較対象(基準線)の選択が不適切だと全体の結論が変わる。「現状何もしないこと」と「既存の最良手段」では全く異なるICERが出る
  • 効果データの観察研究に基づく場合、セレクションバイアスの補正が不十分なまま報告されるケースが多い。効果の過大推計がICERを人工的に低くする
  • 費用に実施コスト(人件費・研修費・システム整備費)を含め忘れ、見かけ上の費用対効果が良くなる「費用の過少計上」
EvalCompass Worksheet

費用効果分析 計画・算出シート

手法: 費用効果分析(Cost-Effectiveness Analysis)
比較する選択肢と共通のアウトカム指標を最初に確定することが、分析全体の品質を左右します。ICERの算出前に、費用と効果データの根拠を必ず記録してください。

基本情報

分析の前提を記入する

選択肢ごとの費用・効果データ

各選択肢の費用とアウトカムをそれぞれ記入する

選択肢名直接費用合計間接費用(あれば)総費用アウトカム量(自然単位)費用データの出典

CER・ICER算出

費用効果比と増分費用効果比を記入する

比較ペア(A vs B)費用の差(ΔC)効果の差(ΔE)ICER(ΔC÷ΔE)採用する閾値採択判断

費用の内訳(主要選択肢)

費用の過少計上を防ぐため項目を網羅的に確認する

費用カテゴリ含める/含めない金額根拠・算出方法

感度分析設定

主要なパラメータの変動幅と感度分析の方法を記録する

完成チェック