CIPPモデル 4側面評価シート
Context→Input→Process→Productの順に記入しますが、実施は並行して行っても構いません。各側面で「誰がこの情報を意思決定に使うか」を常に意識してください。
CIPPモデル 4側面評価シート
基本情報
評価対象プログラムと主要な意思決定者を記入
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- プログラム名
- 放課後学習支援(仮想)
- 意思決定者(この評価の主要利用者)
- 事業責任者
- 評価目的
- 継続参加を妨げる条件の改善
- 評価期間・作成日
- 2026年9~11月/9月13日
記入理由: 何に使う評価かを明示します。
4側面評価マトリクス
各側面の評価クエスチョン、収集するデータ・情報源、主要な発見事項を記入する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 側面 | 主な評価クエスチョン | 情報源・収集方法 | 発見事項サマリー |
|---|---|---|---|
| Context | 通いたい時間と場所は合うか | 保護者・児童の任意聞き取り | 帰宅手段がないとの意見 |
| Input | 送迎と職員の体制を確保できるか | 配置表・予算案 | 送迎枠は未確保 |
| Process | 開始と終了の時刻は守られるか | 当日の記録 | 終了が遅れる日があった |
| Product | 継続参加と学習の変化はどうか | 出席と課題の記録 | 出席は不安定、学習変化は未分析 |
記入理由: ニーズ・資源・実施・成果の説明を分けます。
| 側面 | 主な評価クエスチョン | 情報源・収集方法 | 発見事項サマリー |
|---|---|---|---|
Context評価:ニーズと目標の適切さ
対象集団のニーズ、現状の問題・機会、目標の適切さについて記述する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 欠席の背後にあるニーズを確認します。
Input評価:設計・資源・戦略の適切さ
現在の設計・予算・人材・代替アプローチとの比較を記述する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 代替案を比較して投入を決めます。
Process評価:実施状況と課題
計画と実態のずれ、現場の障壁、参加者の反応について記述する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 実施記録から修正箇所を定めます。
Product評価:成果と提言
達成された成果(意図的・非意図的)と、意思決定者への具体的提言を記述する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 実施改善を成果実証と混同しません。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
CIPPモデル 4側面評価シートは、CIPPモデルを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:各側面の評価に1〜4週間。4側面フルで実施する場合は1〜3ヶ月」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 事業の企画から終了まで一貫した評価の枠組みを構築したいとき
- プログラムの設計段階でニーズと資源の適切さを検討したいとき(Context/Input評価)
- 実施中の問題を早期発見して改善につなげたいとき(Process評価)
参加者と準備
評価者(外部または内部)1〜2名、プログラム管理者、現場スタッフ。Context評価には受益者代表の参加が望ましい
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報評価対象プログラムと主要な意思決定者を記入
- 2. 4側面評価マトリクス各側面の評価クエスチョン、収集するデータ・情報源、主要な発見事項を記入する
- 3. Context評価:ニーズと目標の適切さ対象集団のニーズ、現状の問題・機会、目標の適切さについて記述する
- 4. Input評価:設計・資源・戦略の適切さ現在の設計・予算・人材・代替アプローチとの比較を記述する
- 5. Process評価:実施状況と課題計画と実態のずれ、現場の障壁、参加者の反応について記述する
- 6. Product評価:成果と提言達成された成果(意図的・非意図的)と、意思決定者への具体的提言を記述する
完成の目安
- 4側面別評価報告書
- 意思決定支援サマリー
- 改善提言リスト
レビュー時の注意
- 「CIPP」の頭文字を順番通りに実施しようとし、Context評価を完了してからInput評価に進もうとする — 実際には並行・反復的に実施する
- 選択したCIPPの構成要素を明記しないケース — 原因を問うためのContext・Input・Processの情報が不足する場合は、既存証拠や追加調査で補う。構成要素は目的に応じて選択的に使える。
- 意思決定者のニーズを確認せずに評価を設計し、誰も使わない報告書になる
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
以下は説明用の仮想例です。放課後の学習支援で継続参加が減ったため、内容だけでなく実施条件も点検します。
基本情報
- プログラム名
- 放課後学習支援(仮想)
- 意思決定者(この評価の主要利用者)
- 事業責任者
- 評価目的
- 継続参加を妨げる条件の改善
- 評価期間・作成日
- 2026年9~11月/9月13日
記入理由: 何に使う評価かを明示します。
4側面評価マトリクス
| 側面 | 主な評価クエスチョン | 情報源・収集方法 | 発見事項サマリー |
|---|---|---|---|
| Context | 通いたい時間と場所は合うか | 保護者・児童の任意聞き取り | 帰宅手段がないとの意見 |
| Input | 送迎と職員の体制を確保できるか | 配置表・予算案 | 送迎枠は未確保 |
| Process | 開始と終了の時刻は守られるか | 当日の記録 | 終了が遅れる日があった |
| Product | 継続参加と学習の変化はどうか | 出席と課題の記録 | 出席は不安定、学習変化は未分析 |
記入理由: ニーズ・資源・実施・成果の説明を分けます。
Context評価:ニーズと目標の適切さ
記入理由: 欠席の背後にあるニーズを確認します。
Input評価:設計・資源・戦略の適切さ
記入理由: 代替案を比較して投入を決めます。
Process評価:実施状況と課題
記入理由: 実施記録から修正箇所を定めます。
Product評価:成果と提言
記入理由: 実施改善を成果実証と混同しません。
判断で間違えやすいこと
Contextは最初に一度書けばよいとする
見直し方: 対象者や制度の変化があれば再点検する
理由: 必要な対応は実施中にも変わるためです。
Productに活動回数だけを記入する
見直し方: 対象者の変化と便益の継続も対象に応じて検討する
理由: 実施した量だけでは成果を説明できないためです。
参照資料と確認箇所
- CIPP Evaluation Model Checklist (Second Edition)Daniel L. Stufflebeam / Western Michigan University Evaluation Checklists Project · 2007
- 参照箇所
- pp. 1–2; Context, Input, Process and Product evaluation components
- 本文との対応
- 各要素は評価のニーズに合わせて選択でき、異なる順序や同時並行でも使えます。
このページの引用情報
更新履歴
- — 内容照合で確認した記述・手順を訂正(U09)。入力欄の順序・数・ラベル・セクション構造を維持。
- — 出典に対応した説明へ更新し、手法固有の仮想記入例・判断例と更新履歴を追加。


