コミュニティマッピング実施・記録シート
ファシリテーターはこのシートをクリップボードに持って進行します。マップ本体は別紙(大判紙)に描いてもらいます。写真は必要性・同意・保管/公開範囲を確認して撮影し、このシートと保管してください。撮影しない場合は参加者確認済みの要約等を代替記録として残します。
コミュニティマッピング実施・記録シート
実施計画(事前記入)
ワークショップ前に記入する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 評価名・活動名
- A地区子育て相談マップ
- マッピングの目的(1〜2文)
- 相談へ向かう経路の障壁と資源を探す
- マップに描く要素・テーマ(凡例候補)
- 施設、段差、休憩場所、案内を見た場所
- 参加者の属性・人数
- 保護者5人。移動手段が異なる人を招く(仮想)
- 実施日時・場所
- 2026年7月/公民館(仮想)
- 素材の準備リスト(紙・マーカー・付箋等)
- 大判紙、簡略地図、付箋、マーカー
記入理由: 白紙と簡略地図の両方から選べるようにします。
進行チェックリスト(ワークショップ当日)
各ステップを完了したらチェックする
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: 参加者全員に目的・使用方法を説明した
- ☑ 確認済み: 凡例(色・記号の意味)を参加者と共に決めた
- ☑ 確認済み: 参加者が白紙か修正可能なベース地図かを選び、描く場所・凡例・意味を自分たちで決定・修正できた
- ☑ 確認済み: 全員が発言できる雰囲気を意識して進行した(発言が少ない参加者に積極的に質問した)
- ☑ 確認済み: 「以前と変わった場所」「アクセスできない場所」など評価クエスチョンに関連する問いを投げかけた
- ☐ 未確認: 同意・保管/公開範囲を確認して必要な写真を撮影した、または参加者確認済みの要約等を保管した
記入理由: 参加者が修正可能な簡略地図を選ぶ例です。白紙の使用は参加型であるための必須条件ではありません。写真の同意・保管/公開範囲と、参加者確認済みの代替記録の保管はこの例では未確認とします。
対話記録(リアルタイムメモ)
参加者の発言・議論の要点を記録する(誰がどこを指しながら何を言ったか)
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 時刻 | 発言者(属性) | 発言の要点・指し示した場所 | 評価クエスチョンとの関連 |
|---|---|---|---|
| 10:20 | 徒歩の保護者(仮想) | 駅側の階段を避け遠回りしている | 位置が近くてもアクセスしにくい条件 |
記入理由: 個人の住所を記録しません。
| 時刻 | 発言者(属性) | 発言の要点・指し示した場所 | 評価クエスチョンとの関連 |
|---|---|---|---|
観察メモ・気づき(直後に記入)
「マップに描かれなかったもの」「グループ内の対立や合意」なども記録する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 参加できなかった人の視点を次の調査へつなぎます。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
コミュニティマッピング実施・記録シートは、コミュニティマッピングを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:準備0.5〜1日、実施ワークショップ2〜4時間、分析・整理1〜3日」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- コミュニティの資源・サービスの分布・アクセス状況を住民の視点で把握したい
- 事業の対象地域の課題・強みを当事者と共に可視化したい
- 事業実施前後でコミュニティの変化を比較する基線データを作りたい
参加者と準備
ファシリテーターと地域の状況を異なる立場から知る参加者。発言のしやすさに応じてグループを分け、地図に含まれていない視点を確認する。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 実施計画(事前記入)ワークショップ前に記入する
- 2. 進行チェックリスト(ワークショップ当日)各ステップを完了したらチェックする
- 3. 対話記録(リアルタイムメモ)参加者の発言・議論の要点を記録する(誰がどこを指しながら何を言ったか)
- 4. 観察メモ・気づき(直後に記入)「マップに描かれなかったもの」「グループ内の対立や合意」なども記録する
完成の目安
- 参加者作成マップ(写真記録)
- 対話内容のフィールドノート
- マップ分析・解説レポート
レビュー時の注意
- 外部者が描く場所や意味を決めてしまい、参加者が「修正するだけ」になる — 白紙か修正可能なベース地図かを参加者が選び、描く場所・凡例・意味を参加者自身が決定・修正できるようにする
- マップ作成に集中しすぎて、対話と記録が疎かになる — マップは対話を引き出すツール。発言・議論の記録が本質的なデータ
- 女性・若者・マイノリティが発言できない雰囲気のまま進める — グループ構成を事前に検討し、必要に応じてサブグループに分けて実施する
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
説明用の仮想例です。A地区の保護者が、相談施設とそこへ行く道を描く仮想例です。
実施計画(事前記入)
- 評価名・活動名
- A地区子育て相談マップ
- マッピングの目的(1〜2文)
- 相談へ向かう経路の障壁と資源を探す
- マップに描く要素・テーマ(凡例候補)
- 施設、段差、休憩場所、案内を見た場所
- 参加者の属性・人数
- 保護者5人。移動手段が異なる人を招く(仮想)
- 実施日時・場所
- 2026年7月/公民館(仮想)
- 素材の準備リスト(紙・マーカー・付箋等)
- 大判紙、簡略地図、付箋、マーカー
記入理由: 白紙と簡略地図の両方から選べるようにします。
進行チェックリスト(ワークショップ当日)
- ☑ 確認済み: 参加者全員に目的・使用方法を説明した
- ☑ 確認済み: 凡例(色・記号の意味)を参加者と共に決めた
- ☑ 確認済み: 参加者が白紙か修正可能なベース地図かを選び、描く場所・凡例・意味を自分たちで決定・修正できた
- ☑ 確認済み: 全員が発言できる雰囲気を意識して進行した(発言が少ない参加者に積極的に質問した)
- ☑ 確認済み: 「以前と変わった場所」「アクセスできない場所」など評価クエスチョンに関連する問いを投げかけた
- ☐ 未確認: 同意・保管/公開範囲を確認して必要な写真を撮影した、または参加者確認済みの要約等を保管した
記入理由: 参加者が修正可能な簡略地図を選ぶ例です。白紙の使用は参加型であるための必須条件ではありません。写真の同意・保管/公開範囲と、参加者確認済みの代替記録の保管はこの例では未確認とします。
対話記録(リアルタイムメモ)
| 時刻 | 発言者(属性) | 発言の要点・指し示した場所 | 評価クエスチョンとの関連 |
|---|---|---|---|
| 10:20 | 徒歩の保護者(仮想) | 駅側の階段を避け遠回りしている | 位置が近くてもアクセスしにくい条件 |
記入理由: 個人の住所を記録しません。
観察メモ・気づき(直後に記入)
記入理由: 参加できなかった人の視点を次の調査へつなぎます。
判断で間違えやすいこと
専門家が描いた地図に同意だけを求める
見直し方: 凡例と載せる場所を参加者が加除できるようにする
理由: 生活者が重視する情報を取りこぼさないためです。
住宅や相談歴をそのまま公開する
見直し方: 個人の場所は載せず集約した地域情報を共有する
理由: 地図は個人や家族の事情を推測しやすいためです。
参照資料と確認箇所
- C4D: Collect and/or retrieve data (methods)BetterEvaluation
- 参照箇所
- Social mapping
- 本文との対応
- 資源の位置だけでなく、誰がなぜアクセスできるかを対話で確かめます。
このページの引用情報
更新履歴
- — 定義と適用条件の出典を確認し、仮想事例、判断理由、全欄の記入例を追加。未確認の歴史・普及に関する断定を整理。 既存の手順・留意点も点検し、固定的な人数・閾値や制度の一般化を調整。
- — 内容確認 FW-06, FW-10 に基づき、断定・固定条件または記入シートと例の不整合を最小修正。入力欄の数・順序・ラベル・セクション構造を維持。未確認資料の確認状態は変更していない。


