記述統計・クロス集計 分析計画シート

集計前に「何を誰と比較したいか」を明確にすると、必要な変数と集計方法が絞り込めます。変数の尺度(名義・順序・連続)を確認してから統計量を選んでください。

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EvalCompass Worksheet

記述統計・クロス集計 分析計画シート

手法: 記述統計・クロス集計(Descriptive Statistics and Cross-tabulation)
集計前に「何を誰と比較したいか」を明確にすると、必要な変数と集計方法が絞り込めます。変数の尺度(名義・順序・連続)を確認してから統計量を選んでください。

基本情報

分析の目的とデータの概要を記入する

この項目の記入例(仮想例)

説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。

事業名・調査名
窓口待ち時間
データ件数(有効回答数)
5件(仮想)
評価クエスチョン(この分析で答えるもの)
どのくらい待ち時間にばらつきがあるか
分析担当者・実施日
担当A/2026年7月(仮想)

記入理由: この5件を地域全体の代表標本とはしません。

変数一覧と尺度の確認

分析対象の変数を列挙し、尺度と使用する統計量を確認する

この項目の記入例(仮想例)

説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。

変数名尺度(名義/順序/連続)欠損値の件数と扱い使用する統計量(平均/中央値/度数等)備考
待ち時間連続量(分)0件。欠測が出れば別記平均20分、中央値10分、範囲5〜70分値:5,5,10,10,70(仮想)

記入理由: 極端値を自動削除せず記録を確認します。

変数名尺度(名義/順序/連続)欠損値の件数と扱い使用する統計量(平均/中央値/度数等)備考

クロス集計の設計

作成するクロス表の組み合わせを設計する

この項目の記入例(仮想例)

説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。

行変数列変数分析の目的(何を比較するか)セル表示(度数/行%/列%)検定の要否
受付方法待ち時間区分予約有無で待ち方が違うか各行を分母にした割合と件数この5件では推測統計を行わない

記入理由: 属性データは別途必要なので計画として記載します。

行変数列変数分析の目的(何を比較するか)セル表示(度数/行%/列%)検定の要否

効果量の算出計画(介入評価の場合)

介入前後または群間比較が含まれる場合は効果量を設計する

この項目の記入例(仮想例)

説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。

比較する変数比較グループ(前後/介入群・対照群等)効果量指標(Cohenのd/オッズ比等)算出ツール
今回は介入比較なし非該当非該当。記述目的の集計表計算で算式を確認

記入理由: 効果量やp値は全ての記述集計の必須事項ではありません。

比較する変数比較グループ(前後/介入群・対照群等)効果量指標(Cohenのd/オッズ比等)算出ツール

完成チェック

この項目の記入例(仮想例)

説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。

  • ☑ 確認済み: 変数の尺度を確認し、尺度に合った統計量を使った
  • ☑ 確認済み: 欠損値の扱い(除外/代入)を決めて記録した
  • ☑ 確認済み: クロス集計のパーセント方向(行%か列%か)を統一した
  • ☑ 確認済み: 平均値を使う変数は、図や値の確認などデータに合う方法で分布形状を確認した
  • ☑ 確認済み: 差を要約する場合は尺度と対象を示し、推測統計を行う場合は設計・仮定に合う不確実性を報告した(対象外なら理由を記録)
  • ☑ 確認済み: 図表のタイトル・軸ラベル・注釈を整備した

記入理由: 分布は5値を列記して確認した想定です。5項目目は介入比較・推測統計が対象外である理由を上の計画欄へ記録したため確認済みです。p値を算出したという意味ではありません。

記入前に、使いどころと完成条件を確認

記述統計・クロス集計 分析計画シートは、記述統計・クロス集計を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:数時間〜2日(データクリーニングと集計・グラフ作成を含む)」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。

このシートが役立つ場面

  • アンケート調査やモニタリングデータを収集した後、まず全体像を把握・報告したいとき
  • 受益者の属性別(性別・年齢・地域等)にサービス到達状況や満足度を比較したいとき
  • 評価報告書の基礎データとして、数値の要約と図表を作成するとき

参加者と準備

評価担当者1〜2名。データ収集担当との連携が必要。統計担当が別にいる場合は共同作業。

判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。

記入の順番

  1. 1. 基本情報分析の目的とデータの概要を記入する
  2. 2. 変数一覧と尺度の確認分析対象の変数を列挙し、尺度と使用する統計量を確認する
  3. 3. クロス集計の設計作成するクロス表の組み合わせを設計する
  4. 4. 効果量の算出計画(介入評価の場合)介入前後または群間比較が含まれる場合は効果量を設計する
  5. 5. 完成チェック

完成の目安

  • 度数分布表・記述統計量一覧
  • クロス集計表(属性別・グループ別)
  • 効果量算出シート(介入前後比較)

レビュー時の注意

  • 平均値だけ報告して分布の形(偏り・外れ値)を確認しない — ヒストグラムや箱ひげ図も必ず確認し、必要なら中央値を補足する
  • p値が小さい=重要な発見という混同 — 大規模データではわずかな差でも有意になる。効果量と信頼区間を必ず合わせて報告する
  • 人数だけで規模の異なる群を比べない。人数と分母、割合を併記し、少人数の割合の不安定さも示す。
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
仮想例・実績ではありません

説明用の仮想例です。仮想の5件の待ち時間が5、5、10、10、70分だったとします。

基本情報

事業名・調査名
窓口待ち時間
データ件数(有効回答数)
5件(仮想)
評価クエスチョン(この分析で答えるもの)
どのくらい待ち時間にばらつきがあるか
分析担当者・実施日
担当A/2026年7月(仮想)

記入理由: この5件を地域全体の代表標本とはしません。

変数一覧と尺度の確認

変数名尺度(名義/順序/連続)欠損値の件数と扱い使用する統計量(平均/中央値/度数等)備考
待ち時間連続量(分)0件。欠測が出れば別記平均20分、中央値10分、範囲5〜70分値:5,5,10,10,70(仮想)

記入理由: 極端値を自動削除せず記録を確認します。

クロス集計の設計

行変数列変数分析の目的(何を比較するか)セル表示(度数/行%/列%)検定の要否
受付方法待ち時間区分予約有無で待ち方が違うか各行を分母にした割合と件数この5件では推測統計を行わない

記入理由: 属性データは別途必要なので計画として記載します。

効果量の算出計画(介入評価の場合)

比較する変数比較グループ(前後/介入群・対照群等)効果量指標(Cohenのd/オッズ比等)算出ツール
今回は介入比較なし非該当非該当。記述目的の集計表計算で算式を確認

記入理由: 効果量やp値は全ての記述集計の必須事項ではありません。

完成チェック

  • ☑ 確認済み: 変数の尺度を確認し、尺度に合った統計量を使った
  • ☑ 確認済み: 欠損値の扱い(除外/代入)を決めて記録した
  • ☑ 確認済み: クロス集計のパーセント方向(行%か列%か)を統一した
  • ☑ 確認済み: 平均値を使う変数は、図や値の確認などデータに合う方法で分布形状を確認した
  • ☑ 確認済み: 差を要約する場合は尺度と対象を示し、推測統計を行う場合は設計・仮定に合う不確実性を報告した(対象外なら理由を記録)
  • ☑ 確認済み: 図表のタイトル・軸ラベル・注釈を整備した

記入理由: 分布は5値を列記して確認した想定です。5項目目は介入比較・推測統計が対象外である理由を上の計画欄へ記録したため確認済みです。p値を算出したという意味ではありません。

判断で間違えやすいこと

未回答を0で埋めて平均する

見直し方: 欠測数と扱いを示し、有効回答を分母とする

理由: 0が実測値である場合と欠測は違うためです。

属性別の割合で分母を混ぜる

見直し方: 行割合か列割合かを表に記す

理由: 同じ件数でも分母によって答える問いが異なるためです。

内容更新: 資料確認日: (AI照合を含む)人の監修記録なし説明用の仮想例あり編集方針・確認範囲このページを引用訂正したい箇所を伝える

参照資料と確認箇所

  1. NIST/SEMATECH e-Handbook: Measures of Location
    NIST
    参照箇所
    Definition of Location / Why Different Measures
    本文との対応
    極端値や歪みがある場合、平均と中央値の違いを見て代表値を解釈します。
    資料確認日: (AI照合を含む)
  2. NIST/SEMATECH e-Handbook 7.4.5: How can we compare the results of classifying according to several categories?
    NIST
    参照箇所
    Contingency Table approach / Contingency table classifying defects / Column and Row probabilities
    本文との対応
    複数の分類を行・列に組み合わせ、各セルに該当件数を整理する分割表の基本構造。
    資料確認日: (AI照合を含む)

このページの引用情報

評価コンパス編集.「記述統計・クロス集計 分析計画シート」. 評価コンパス, 2026-09-13更新. https://evalcompass.jun-nakatani.com/worksheets/descriptive-statistics/
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更新履歴
  • — 定義と適用条件の出典を確認し、仮想事例、判断理由、全欄の記入例を追加。未確認の歴史・普及に関する断定を整理。 既存の手順・留意点も点検し、固定的な人数・閾値や制度の一般化を調整。 分布の完成チェックを、少数値の列記による確認とも整合する表記へ修正。 記入例と完成確認の対応、条件付きの手順を再点検。 クロス集計の定義には、平均・中央値とは別のNIST分割表の該当節を対応付けた。