WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
記述統計・クロス集計 分析計画シートは、記述統計・クロス集計を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は数時間〜2日。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- アンケート調査やモニタリングデータを収集した後、まず全体像を把握・報告したいとき
- 受益者の属性別(性別・年齢・地域等)にサービス到達状況や満足度を比較したいとき
- 評価報告書の基礎データとして、数値の要約と図表を作成するとき
参加者と準備
評価担当者1〜2名。データ収集担当との連携が必要。統計担当が別にいる場合は共同作業。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報分析の目的とデータの概要を記入する
- 2. 変数一覧と尺度の確認分析対象の変数を列挙し、尺度と使用する統計量を確認する
- 3. クロス集計の設計作成するクロス表の組み合わせを設計する
- 4. 効果量の算出計画(介入評価の場合)介入前後または群間比較が含まれる場合は効果量を設計する
- 5. 完成チェック
完成の目安
- 度数分布表・記述統計量一覧
- クロス集計表(属性別・グループ別)
- 効果量算出シート(介入前後比較)
レビュー時の注意
- 平均値だけ報告して分布の形(偏り・外れ値)を確認しない — ヒストグラムや箱ひげ図も必ず確認し、必要なら中央値を補足する
- p値が小さい=重要な発見という混同 — 大規模データではわずかな差でも有意になる。効果量と信頼区間を必ず合わせて報告する
- クロス集計でグループのサンプルサイズが極端に異なる場合に度数だけ示す — パーセンテージで正規化しないと誤解を招く
EvalCompass Worksheet
記述統計・クロス集計 分析計画シート
手法: 記述統計・クロス集計(Descriptive Statistics and Cross-tabulation)
集計前に「何を誰と比較したいか」を明確にすると、必要な変数と集計方法が絞り込めます。変数の尺度(名義・順序・連続)を確認してから統計量を選んでください。
基本情報
分析の目的とデータの概要を記入する
変数一覧と尺度の確認
分析対象の変数を列挙し、尺度と使用する統計量を確認する
| 変数名 | 尺度(名義/順序/連続) | 欠損値の件数と扱い | 使用する統計量(平均/中央値/度数等) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
クロス集計の設計
作成するクロス表の組み合わせを設計する
| 行変数 | 列変数 | 分析の目的(何を比較するか) | セル表示(度数/行%/列%) | 検定の要否 |
|---|---|---|---|---|
効果量の算出計画(介入評価の場合)
介入前後または群間比較が含まれる場合は効果量を設計する
| 比較する変数 | 比較グループ(前後/介入群・対照群等) | 効果量指標(Cohenのd/オッズ比等) | 算出ツール |
|---|---|---|---|