文書レビュー設計・記録シート
Step 1でレビューフレームを設計してからStep 2の文書収集を始めてください。分析フレームを後から変えると再レビューが必要になります。
文書レビュー設計・記録シート
Step 1: レビュー設計
評価クエスチョンと収集文書の対応を設計する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 評価クエスチョン | 必要な情報 | 想定される文書の種類・名称 | 情報の所在(担当者・部署等) |
|---|---|---|---|
| 計画変更はなぜ起きたか | 当初内容、変更日、判断理由 | 計画書v1・会議メモ・実施報告 | 研修担当・文書管理者 |
記入理由: 問いから必要資料を選びます。
| 評価クエスチョン | 必要な情報 | 想定される文書の種類・名称 | 情報の所在(担当者・部署等) |
|---|---|---|---|
Step 2: 文書台帳
収集した文書を1件ずつ登録する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| No. | 文書名 | 作成者・発行元 | 作成日 | 文書の種類(計画/報告/議事録 等) | 取得日・保管場所 |
|---|---|---|---|---|---|
| D01 | 研修変更会議メモ | 研修担当(仮想) | 2026年5月1日(仮想) | 議事録 | 2026年7月1日/アクセス制限フォルダ(仮想) |
記入理由: 版と取得元を辿れるようにします。
| No. | 文書名 | 作成者・発行元 | 作成日 | 文書の種類(計画/報告/議事録 等) | 取得日・保管場所 |
|---|---|---|---|---|---|
Step 3: レビューシート(文書ごとに記入)
各文書に対してこのシートを1枚作成する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 対象文書名(台帳No.)
- D01 研修変更会議メモ
- 作成目的・背景
- 会場変更の判断を記録
- 主な内容の要点(評価クエスチョン別)
- 対面回数を減らしオンラインに置換
- 注目すべき記述・数値(引用箇所・ページ)
- p.1 議題2に会場確保難との記述(仮想文書)
- 文書の信頼性・偏向への評価
- 担当者の記録。参加者の評価は含まれない
- 他文書・インタビューとの整合性メモ
- 実施報告の回数と一致。参加者の経験は未確認
記入理由: 引用箇所は仮想文書の例で、実在資料の引用ではありません。
Step 4: 品質チェック
レビュー完了後に確認する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☐ 未確認: 好意的な文書と批判的な文書の両方を収集した
- ☑ 確認済み: 各文書の作成者の目的・立場を考慮した
- ☐ 未確認: 文書の記述と他のデータ源(インタビュー等)で三角測量を行った
- ☑ 確認済み: 重要な情報について出所(文書名・ページ)を記録した
- ☑ 確認済み: 文書に記録されていないことも分析結果に明記した
記入理由: 選定と記録は設計済みですが、批判的な資料の探索と聞き取り照合が残っています。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
文書レビュー設計・記録シートは、文書レビューを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:文書収集1〜2週間、分析1〜3週間(文書量・複雑さによる)」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 事業の実施経緯・意思決定の過程を時系列で再構成したい
- 参加者数・実施回数・予算執行など定量的な実績データを把握したい
- インタビューや調査票実施の前に背景知識を整理したい
参加者と準備
文書の選定・レビュー担当と必要に応じた対象分野の担当者。資料量や機密性に応じて役割を分け、判断が難しい資料を照合する。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. Step 1: レビュー設計評価クエスチョンと収集文書の対応を設計する
- 2. Step 2: 文書台帳収集した文書を1件ずつ登録する
- 3. Step 3: レビューシート(文書ごとに記入)各文書に対してこのシートを1枚作成する
- 4. Step 4: 品質チェックレビュー完了後に確認する
完成の目安
- 文書収集リスト(文書台帳)
- レビューシート(文書別情報抽出記録)
- 文書レビュー統合サマリー
レビュー時の注意
- 好意的な文書(成功報告書)だけを収集し、批判的な記録(苦情・内部反省メモ)を見落とす — レビュー計画に多様な文書種類を含める
- 文書の記述をそのまま「事実」として引用する — 作成者の目的・立場を踏まえた批判的読解が必要
- 分析フレームなしに読み始め、大量の文書に埋もれる — レビューフレームを先に確定してから収集・分析を始める
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
説明用の仮想例です。計画書と実施報告書、会議メモを照合する仮想例です。
Step 1: レビュー設計
| 評価クエスチョン | 必要な情報 | 想定される文書の種類・名称 | 情報の所在(担当者・部署等) |
|---|---|---|---|
| 計画変更はなぜ起きたか | 当初内容、変更日、判断理由 | 計画書v1・会議メモ・実施報告 | 研修担当・文書管理者 |
記入理由: 問いから必要資料を選びます。
Step 2: 文書台帳
| No. | 文書名 | 作成者・発行元 | 作成日 | 文書の種類(計画/報告/議事録 等) | 取得日・保管場所 |
|---|---|---|---|---|---|
| D01 | 研修変更会議メモ | 研修担当(仮想) | 2026年5月1日(仮想) | 議事録 | 2026年7月1日/アクセス制限フォルダ(仮想) |
記入理由: 版と取得元を辿れるようにします。
Step 3: レビューシート(文書ごとに記入)
- 対象文書名(台帳No.)
- D01 研修変更会議メモ
- 作成目的・背景
- 会場変更の判断を記録
- 主な内容の要点(評価クエスチョン別)
- 対面回数を減らしオンラインに置換
- 注目すべき記述・数値(引用箇所・ページ)
- p.1 議題2に会場確保難との記述(仮想文書)
- 文書の信頼性・偏向への評価
- 担当者の記録。参加者の評価は含まれない
- 他文書・インタビューとの整合性メモ
- 実施報告の回数と一致。参加者の経験は未確認
記入理由: 引用箇所は仮想文書の例で、実在資料の引用ではありません。
Step 4: 品質チェック
- ☐ 未確認: 好意的な文書と批判的な文書の両方を収集した
- ☑ 確認済み: 各文書の作成者の目的・立場を考慮した
- ☐ 未確認: 文書の記述と他のデータ源(インタビュー等)で三角測量を行った
- ☑ 確認済み: 重要な情報について出所(文書名・ページ)を記録した
- ☑ 確認済み: 文書に記録されていないことも分析結果に明記した
記入理由: 選定と記録は設計済みですが、批判的な資料の探索と聞き取り照合が残っています。
判断で間違えやすいこと
最終報告だけを読む
見直し方: 計画・変更記録・実施記録を照合する
理由: 最終報告だけでは変更過程が見えないためです。
記録がないので実施していないと断定する
見直し方: 記録未発見と実施未確認を区別する
理由: 文書の欠落は活動の不存在を証明しないためです。
参照資料と確認箇所
- Existing documentsBetterEvaluation
- 参照箇所
- Types of existing documents / Advice for using this method
- 本文との対応
- 入手した文書、選定・抽出方法、欠落や作成後の変化を記録します。
このページの引用情報
更新履歴
- — 定義と適用条件の出典を確認し、仮想事例、判断理由、全欄の記入例を追加。未確認の歴史・普及に関する断定を整理。 既存の手順・留意点も点検し、固定的な人数・閾値や制度の一般化を調整。


