プロジェクト・デザイン・マトリクス(PDM)作成シート
縦軸は「上位目標→プロジェクト目標→成果→活動」の論理連鎖、横軸は「指標・入手手段・外部条件」の対応を記入します。問題ツリー・目的ツリーを先に完成させてから記入してください。
プロジェクト・デザイン・マトリクス(PDM)作成シート
基本情報
プロジェクトの概要を記入
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- プロジェクト名
- 地域相談同行(仮想)
- 対象地域・対象者
- A地区・相談を希望する住民20人
- 実施期間
- 2026年4月~2027年3月
- 作成日・作成者
- 2026年4月1日/相談担当
記入理由: 人数と期間はこの仮想計画の範囲です。
PDM マトリクス本体
各行・各列を埋める(活動行は複数行可)
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 目標階層 | 指標(OVI) | 指標の入手手段 | 外部条件(前提) |
|---|---|---|---|
| 上位目標:必要な支援へのアクセス改善 | 困りごとに対して支援を利用できた人の割合 | 同意に基づく追跡記録 | 対象制度が継続する |
| 事業目標:希望者が申請を進める | 希望者20人のうち申請を進めた人数 | 相談・申請状況の記録 | 制度要件を満たす窓口がある |
| アウトプット:相談と同行を提供 | 初回相談20人、希望者への同行件数 | 重複を除いた実施記録 | 本人が参加を希望する |
| 活動:相談員研修と同行調整 | 研修2回、担当者の配置 | 研修記録・勤務表 | 相談員が参加可能 |
記入理由: 目標の段階によって確認資料を変えます。
| 目標階層 | 指標(OVI) | 指標の入手手段 | 外部条件(前提) |
|---|---|---|---|
前提条件メモ(重要リスクの補足)
外部条件のうち、リスクが高いものと対応策を記述する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 外部条件 | 発生確率(高・中・低) | リスク対応策 |
|---|---|---|
| 窓口の受入枠が確保される | 中(チームの仮説) | 開始前に予約状況を確認し、代替窓口を整理する |
記入理由: 推定のリスク水準を実測値に見せず、確認行動を決めます。
| 外部条件 | 発生確率(高・中・低) | リスク対応策 |
|---|---|---|
縦の論理チェック
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: 活動が実施されれば(外部条件が満たされれば)成果が達成される
- ☑ 確認済み: 成果が達成されれば(外部条件が満たされれば)プロジェクト目標が達成される
- ☑ 確認済み: プロジェクト目標が達成されれば(外部条件が満たされれば)上位目標に貢献する
- ☐ 未確認: 各指標はSMART基準を満たしている
- ☑ 確認済み: すべての指標に入手手段が記入されている
記入理由: 指標の期限と目標水準は一部未確定です。関係者と決めてから運用します。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
プロジェクト・デザイン・マトリクス(PDM)作成シートは、ログフレーム/論理的枠組みを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:1〜3日(PDM作成ワークショップ)」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- ODA・国際開発プロジェクトの企画・合意形成・モニタリング評価の全段階
- 提出先がログフレームやPDMを求めている場合。指定様式と定義を個別に確認して使う。
- 複数のドナーや実施機関が関与するプロジェクトで共通の目標構造を合意したいとき
参加者と準備
事業担当者・評価担当者・主要な関係者。計画の前提を確認できる人を含める。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報プロジェクトの概要を記入
- 2. PDM マトリクス本体各行・各列を埋める(活動行は複数行可)
- 3. 前提条件メモ(重要リスクの補足)外部条件のうち、リスクが高いものと対応策を記述する
- 4. 縦の論理チェック
完成の目安
- プロジェクト・デザイン・マトリクス(PDM)
- 問題ツリー・目的ツリー
- 活動計画表(PO: Plan of Operations)
レビュー時の注意
- プロジェクト目標と上位目標の混同 — プロジェクト目標はプロジェクトで達成すべき状態、上位目標はその先に連なる広域目標
- 指標が「活動の実施数」に終始し、対象者の変化(アウトカム)を測っていない
- 外部条件に「戦争がない」など自明すぎるものや、「政府の強いコミットメント」など楽観的すぎるものを並べてリスクを直視しない
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
以下は説明用の仮想例です。相談員の研修と相談同行を組み合わせた1年間の地域事業を設計します。
基本情報
- プロジェクト名
- 地域相談同行(仮想)
- 対象地域・対象者
- A地区・相談を希望する住民20人
- 実施期間
- 2026年4月~2027年3月
- 作成日・作成者
- 2026年4月1日/相談担当
記入理由: 人数と期間はこの仮想計画の範囲です。
PDM マトリクス本体
| 目標階層 | 指標(OVI) | 指標の入手手段 | 外部条件(前提) |
|---|---|---|---|
| 上位目標:必要な支援へのアクセス改善 | 困りごとに対して支援を利用できた人の割合 | 同意に基づく追跡記録 | 対象制度が継続する |
| 事業目標:希望者が申請を進める | 希望者20人のうち申請を進めた人数 | 相談・申請状況の記録 | 制度要件を満たす窓口がある |
| アウトプット:相談と同行を提供 | 初回相談20人、希望者への同行件数 | 重複を除いた実施記録 | 本人が参加を希望する |
| 活動:相談員研修と同行調整 | 研修2回、担当者の配置 | 研修記録・勤務表 | 相談員が参加可能 |
記入理由: 目標の段階によって確認資料を変えます。
前提条件メモ(重要リスクの補足)
| 外部条件 | 発生確率(高・中・低) | リスク対応策 |
|---|---|---|
| 窓口の受入枠が確保される | 中(チームの仮説) | 開始前に予約状況を確認し、代替窓口を整理する |
記入理由: 推定のリスク水準を実測値に見せず、確認行動を決めます。
縦の論理チェック
- ☑ 確認済み: 活動が実施されれば(外部条件が満たされれば)成果が達成される
- ☑ 確認済み: 成果が達成されれば(外部条件が満たされれば)プロジェクト目標が達成される
- ☑ 確認済み: プロジェクト目標が達成されれば(外部条件が満たされれば)上位目標に貢献する
- ☐ 未確認: 各指標はSMART基準を満たしている
- ☑ 確認済み: すべての指標に入手手段が記入されている
記入理由: 指標の期限と目標水準は一部未確定です。関係者と決めてから運用します。
判断で間違えやすいこと
外部条件に「職員が努力する」と書く
見直し方: 職員配置は活動・投入欄に置き、窓口の受入条件を外部条件にする
理由: 管理できる行動と外から影響する条件を区別するためです。
どの事業にも4行4列の同じ様式を強制する
見直し方: 依頼元の様式を確認し、成果段階と定義を明記する
理由: ログフレームには複数の様式があるためです。
参照資料と確認箇所
- LogframeBetterEvaluation
- 参照箇所
- 本文; Advice for using this method
- 本文との対応
- ログフレームの様式は組織ごとに異なり、普遍的に固定された一つのテンプレートではありません。
このページの引用情報
更新履歴
- — 出典に対応した説明へ更新し、手法固有の仮想記入例・判断例と更新履歴を追加。


