システマティックレビュー 計画・管理シート
PROSPERO等への事前登録を検討してから着手してください。スクリーニング基準と採用/除外基準は検索前に確定し、後から変更しないことが信頼性の根幹です。
システマティックレビュー 計画・管理シート
基本情報
レビューの枠組みを確定する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- レビュータイトル(暫定)
- 学習支援と同一尺度の得点
- PICO(P:対象・I:介入・C:比較・O:アウトカム)
- P:対象児童、I:学習支援、C:通常支援、O:半年後得点
- 採用する研究デザイン(RCTのみ/観察研究含む等)
- RCTを対象とする計画
- 言語範囲
- 日本語・英語。言語による漏れを限界に記す
- 出版年の範囲
- 検索前に確定する
- 担当者・開始日
- 担当A・B/2026年7月(仮想)
- 事前登録番号(PROSPERO等)
- 未登録。対象に合う登録先を検討
記入理由: 仮想A/Bを実在研究の書誌としません。
検索戦略の記録
各データベースの検索式と実施日を記録する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| データベース名 | 検索式(キーワード) | 検索日 | ヒット件数 | 備考(絞り込み条件等) |
|---|---|---|---|---|
| 教育研究データベースを選定予定 | 学習支援と対象・比較の語を組み合わせ、実行式を保存予定 | 未実施 | 未算出 | 検索条件を実行時に記録 |
記入理由: 検索していない件数を創作しません。
| データベース名 | 検索式(キーワード) | 検索日 | ヒット件数 | 備考(絞り込み条件等) |
|---|---|---|---|---|
スクリーニング管理
PRISMAフローに沿って各段階の件数を記録する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| スクリーニング段階 | 件数 | 除外件数 | 除外理由(主なもの) | 担当者 |
|---|---|---|---|---|
| 全文判定 | 説明用の仮想研究2件 | 実検索未実施のため未算出 | 実検索未実施 | A・B(仮想) |
記入理由: 計算例と実レビューの進捗を区別します。
| スクリーニング段階 | 件数 | 除外件数 | 除外理由(主なもの) | 担当者 |
|---|---|---|---|---|
採用研究のデータ抽出項目
各採用研究から抽出するデータ項目を設計する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 研究ID(著者・年) | 介入内容 | 対象集団 | アウトカム指標・効果量 | バイアスリスク評価 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 仮想A(実在研究ではない) | 学習支援 | 同一定義の対象児童という仮定 | 得点平均差2、SE1 | 未評価 | 算式説明用 |
| 仮想B(実在研究ではない) | 同等の学習支援という仮定 | 同一定義の対象児童という仮定 | 得点平均差4、SE1 | 未評価 | 算式説明用 |
記入理由: 平均差とSEを区別します。
| 研究ID(著者・年) | 介入内容 | 対象集団 | アウトカム指標・効果量 | バイアスリスク評価 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
完成チェック
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: PICOを事前に文書化した
- ☐ 未確認: 採用・除外基準を検索前に確定した
- ☐ 未確認: 2名以上が独立してスクリーニングした
- ☐ 未確認: バイアスリスク評価ツールを選択し全採用研究に適用した
- ☐ 未確認: PRISMAフローダイアグラムを作成した
- ☐ 未確認: 欠落した研究・結果によるバイアスを検討し、ファンネルプロット等の適用条件・結果、または非適用の理由を記録した
記入理由: 問い以外のレビュー手続きは未実施です。二研究の算式説明をシステマティックレビュー完了としません。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
システマティックレビュー 計画・管理シートは、メタアナリシス・システマティックレビューを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:3〜12ヶ月(検索・スクリーニング・データ抽出・統計統合を含む)」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 特定の介入・プログラム(例:就労支援研修、条件付き現金給付)の効果について、既存研究を網羅的に総合しエビデンスベースを示したいとき
- 複数の評価研究の結果が矛盾しており、全体として何が言えるかを統計的に整理したいとき
- 既存研究の結果を体系的に整理し、統合が適切なら平均的な効果と不確実性を示したい
参加者と準備
2名以上のレビュアー(スクリーニング・データ抽出の独立実施)、統計担当(メタアナリシス)。外部統計専門家や情報学専門家(検索式設計)との協働が推奨。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報レビューの枠組みを確定する
- 2. 検索戦略の記録各データベースの検索式と実施日を記録する
- 3. スクリーニング管理PRISMAフローに沿って各段階の件数を記録する
- 4. 採用研究のデータ抽出項目各採用研究から抽出するデータ項目を設計する
- 5. 完成チェック
完成の目安
- PRISMAフローダイアグラム(検索〜採用の件数推移)
- 採用研究の特性一覧表
- フォレストプロット(統合効果量と各研究の効果量)
レビュー時の注意
- 検索戦略の不十分さ — 英語文献のみ・単一データベースに限定すると重要な研究を見落とす。多言語・多データベース・灰色文献を含める
- 異質性を無視して統合 — I²が高いにもかかわらず無理に統合効果量を算出し、誤解を招く単一の数値を報告する
- 研究のバイアスを評価せず統合すると、偏りを精密にまとめることがある。採用した評価と感度分析、その限界を示す。
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
説明用の仮想例です。仮想研究AとBが同じ得点尺度と時点を用い、それぞれ平均差2点・4点、標準誤差が両方1点だったとします。
基本情報
- レビュータイトル(暫定)
- 学習支援と同一尺度の得点
- PICO(P:対象・I:介入・C:比較・O:アウトカム)
- P:対象児童、I:学習支援、C:通常支援、O:半年後得点
- 採用する研究デザイン(RCTのみ/観察研究含む等)
- RCTを対象とする計画
- 言語範囲
- 日本語・英語。言語による漏れを限界に記す
- 出版年の範囲
- 検索前に確定する
- 担当者・開始日
- 担当A・B/2026年7月(仮想)
- 事前登録番号(PROSPERO等)
- 未登録。対象に合う登録先を検討
記入理由: 仮想A/Bを実在研究の書誌としません。
検索戦略の記録
| データベース名 | 検索式(キーワード) | 検索日 | ヒット件数 | 備考(絞り込み条件等) |
|---|---|---|---|---|
| 教育研究データベースを選定予定 | 学習支援と対象・比較の語を組み合わせ、実行式を保存予定 | 未実施 | 未算出 | 検索条件を実行時に記録 |
記入理由: 検索していない件数を創作しません。
スクリーニング管理
| スクリーニング段階 | 件数 | 除外件数 | 除外理由(主なもの) | 担当者 |
|---|---|---|---|---|
| 全文判定 | 説明用の仮想研究2件 | 実検索未実施のため未算出 | 実検索未実施 | A・B(仮想) |
記入理由: 計算例と実レビューの進捗を区別します。
採用研究のデータ抽出項目
| 研究ID(著者・年) | 介入内容 | 対象集団 | アウトカム指標・効果量 | バイアスリスク評価 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 仮想A(実在研究ではない) | 学習支援 | 同一定義の対象児童という仮定 | 得点平均差2、SE1 | 未評価 | 算式説明用 |
| 仮想B(実在研究ではない) | 同等の学習支援という仮定 | 同一定義の対象児童という仮定 | 得点平均差4、SE1 | 未評価 | 算式説明用 |
記入理由: 平均差とSEを区別します。
完成チェック
- ☑ 確認済み: PICOを事前に文書化した
- ☐ 未確認: 採用・除外基準を検索前に確定した
- ☐ 未確認: 2名以上が独立してスクリーニングした
- ☐ 未確認: バイアスリスク評価ツールを選択し全採用研究に適用した
- ☐ 未確認: PRISMAフローダイアグラムを作成した
- ☐ 未確認: 欠落した研究・結果によるバイアスを検討し、ファンネルプロット等の適用条件・結果、または非適用の理由を記録した
記入理由: 問い以外のレビュー手続きは未実施です。二研究の算式説明をシステマティックレビュー完了としません。
判断で間違えやすいこと
有意な研究だけを集める
見直し方: 採用基準を結果から独立に設定する
理由: 結果で研究を選ぶと推定が偏るためです。
I²が低いから固定効果を自動選択する
見直し方: 研究の意味と推定対象からモデルを選ぶ
理由: 少数研究では異質性の推定自体が不確実だからです。
参照資料と確認箇所
- Cochrane Handbook: Chapter 10, Analysing data and undertaking meta-analysesJonathan J. Deeksほか/Cochrane
- 参照箇所
- 10.1 / 10.2 / 10.10.3 / 10.10.4
- 本文との対応
- システマティックレビューにメタアナリシスは必須ではなく、統合の意味と研究間の違いを検討します。
このページの引用情報
更新履歴
- — 定義と適用条件の出典を確認し、仮想事例、判断理由、全欄の記入例を追加。未確認の歴史・普及に関する断定を整理。 既存の手順・留意点も点検し、固定的な人数・閾値や制度の一般化を調整。
- — 独立内容点検(content-check-causal)に基づく訂正。ファンネルプロット等の適用条件、非対称性の解釈、非適用理由の記録を明記。


