WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
システマティックレビュー 計画・管理シートは、メタアナリシス・システマティックレビューを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は3〜12ヶ月。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 特定の介入・プログラム(例:就労支援研修、条件付き現金給付)の効果について、既存研究を網羅的に総合しエビデンスベースを示したいとき
- 複数の評価研究の結果が矛盾しており、全体として何が言えるかを統計的に整理したいとき
- 政策立案・ガイドライン策定のために最も信頼性の高いエビデンスサマリーを作成する必要があるとき
参加者と準備
2名以上のレビュアー(スクリーニング・データ抽出の独立実施)、統計担当(メタアナリシス)。外部統計専門家や情報学専門家(検索式設計)との協働が推奨。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報レビューの枠組みを確定する
- 2. 検索戦略の記録各データベースの検索式と実施日を記録する
- 3. スクリーニング管理PRISMAフローに沿って各段階の件数を記録する
- 4. 採用研究のデータ抽出項目各採用研究から抽出するデータ項目を設計する
- 5. 完成チェック
完成の目安
- PRISMAフローダイアグラム(検索〜採用の件数推移)
- 採用研究の特性一覧表
- フォレストプロット(統合効果量と各研究の効果量)
レビュー時の注意
- 検索戦略の不十分さ — 英語文献のみ・単一データベースに限定すると重要な研究を見落とす。多言語・多データベース・灰色文献を含める
- 異質性を無視して統合 — I²が高いにもかかわらず無理に統合効果量を算出し、誤解を招く単一の数値を報告する
- バイアスリスク評価を省略 — 質の低い研究を同等の重みで統合すると結論の信頼性が低下する。バイアスリスクに基づく感度分析は必須
EvalCompass Worksheet
システマティックレビュー 計画・管理シート
手法: メタアナリシス・システマティックレビュー(Meta-Analysis and Systematic Review)
PROSPERO等への事前登録を検討してから着手してください。スクリーニング基準と採用/除外基準は検索前に確定し、後から変更しないことが信頼性の根幹です。
基本情報
レビューの枠組みを確定する
検索戦略の記録
各データベースの検索式と実施日を記録する
| データベース名 | 検索式(キーワード) | 検索日 | ヒット件数 | 備考(絞り込み条件等) |
|---|---|---|---|---|
スクリーニング管理
PRISMAフローに沿って各段階の件数を記録する
| スクリーニング段階 | 件数 | 除外件数 | 除外理由(主なもの) | 担当者 |
|---|---|---|---|---|
採用研究のデータ抽出項目
各採用研究から抽出するデータ項目を設計する
| 研究ID(著者・年) | 介入内容 | 対象集団 | アウトカム指標・効果量 | バイアスリスク評価 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|