二次データ評価・活用計画シート
評価の問いと必要な情報を整理してからデータを探索します。利用できる情報の範囲が分かったら、問いの実行可能性を見直し、変更理由を記録してください。
二次データ評価・活用計画シート
Step 1: 評価クエスチョンと必要な変数の整理
必要な変数・指標を先に確定する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 評価クエスチョン | 必要な変数・指標 | 必要な時期・地理的範囲 | 優先度(高/中/低) |
|---|---|---|---|
| 新しい利用者に届いたか | 初回利用、個人識別可能性、期間 | 2026年度上半期・A市(仮想) | 高 |
記入理由: 延べ件数と実人数を区別する問いです。
| 評価クエスチョン | 必要な変数・指標 | 必要な時期・地理的範囲 | 優先度(高/中/低) |
|---|---|---|---|
Step 2: データ源の探索・品質評価
候補データ源ごとに品質を評価する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| データ名・提供元 | 収集目的・対象 | 収集時期・更新頻度 | 利用可能変数 | 評価目的との適合性(○/△/×) | 利用規約・アクセス方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| 相談台帳(仮想) | 業務管理・窓口利用者 | 月次入力 | 相談日、利用者ID、初回区分 | △:一部ID欠落 | 目的内利用の可否を管理者へ確認予定 |
記入理由: 利用許可が取れた事実とはしません。
| データ名・提供元 | 収集目的・対象 | 収集時期・更新頻度 | 利用可能変数 | 評価目的との適合性(○/△/×) | 利用規約・アクセス方法 |
|---|---|---|---|---|---|
Step 3: データの限界の記録
採用したデータ源ごとに、評価目的との「ズレ」を記述する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 記録の対象外となる人にも注意します。
Step 4: 分析計画
どのデータを使ってどの評価クエスチョンに答えるかを整理する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 評価クエスチョン | 使用データ | 分析手法 | 結果の解釈上の限界 |
|---|---|---|---|
| 新しい利用者に届いたか | 許可後の相談台帳 | 初回利用人数と欠測を月別に集計 | 窓口に来なかった人には一般化できない |
記入理由: 答えられる範囲を明示します。
| 評価クエスチョン | 使用データ | 分析手法 | 結果の解釈上の限界 |
|---|---|---|---|
品質チェック
分析・報告前に確認
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: 評価クエスチョンを先に確定してからデータ探索を行った
- ☑ 確認済み: 各データのメタデータ(収集目的・時期・方法)を確認した
- ☐ 未確認: 定義変更・調査方法変更の有無を調査年報等で確認した
- ☐ 未確認: データの利用規約・二次利用許諾を確認した
- ☑ 確認済み: 前処理・分析手順をスクリプトまたは文書として記録した
- ☑ 確認済み: 報告書の結果・結論と合わせて、データの限界を明記した
記入理由: 定義変更の確認と利用許可は未完了です。許可前の個票分析は実施しません。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
二次データ評価・活用計画シートは、二次データ活用を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:データ探索・取得1〜2週間、品質評価・前処理1〜2週間、分析2〜4週間」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 新規データ収集なしに事業対象地域・集団の背景情報や変化傾向を把握したい
- 自治体の行政記録や統計データでアウトカム指標を補完したい
- 長期的なトレンド・比較集団のベースライン構築に利用したい
参加者と準備
データアナリスト1〜2名。データ取得に管理部門との調整が必要な場合がある
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. Step 1: 評価クエスチョンと必要な変数の整理必要な変数・指標を先に確定する
- 2. Step 2: データ源の探索・品質評価候補データ源ごとに品質を評価する
- 3. Step 3: データの限界の記録採用したデータ源ごとに、評価目的との「ズレ」を記述する
- 4. Step 4: 分析計画どのデータを使ってどの評価クエスチョンに答えるかを整理する
- 5. 品質チェック分析・報告前に確認
完成の目安
- データ源一覧(メタデータ評価付き)
- クリーニング済み分析データセット(コード・手順書付き)
- 定量的分析レポート(限界の明示を含む)
レビュー時の注意
- 「使えるデータから評価クエスチョンを作る」という本末転倒 — まず評価クエスチョンを決め、それに必要なデータを探す順序を守る
- データ提供者の定義変更(集計単位の変更・調査項目の改定)に気づかず、長期トレンドの誤読をする — メタデータと調査年報の「調査方法の変更」欄を必ず確認する
- データの限界を本文の末尾だけに隠さない。結論に関係する収集目的・定義・対象の違いや欠損を、結果と合わせて明記する。
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
説明用の仮想例です。仮想の相談台帳を使って利用の広がりを調べます。
Step 1: 評価クエスチョンと必要な変数の整理
| 評価クエスチョン | 必要な変数・指標 | 必要な時期・地理的範囲 | 優先度(高/中/低) |
|---|---|---|---|
| 新しい利用者に届いたか | 初回利用、個人識別可能性、期間 | 2026年度上半期・A市(仮想) | 高 |
記入理由: 延べ件数と実人数を区別する問いです。
Step 2: データ源の探索・品質評価
| データ名・提供元 | 収集目的・対象 | 収集時期・更新頻度 | 利用可能変数 | 評価目的との適合性(○/△/×) | 利用規約・アクセス方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| 相談台帳(仮想) | 業務管理・窓口利用者 | 月次入力 | 相談日、利用者ID、初回区分 | △:一部ID欠落 | 目的内利用の可否を管理者へ確認予定 |
記入理由: 利用許可が取れた事実とはしません。
Step 3: データの限界の記録
記入理由: 記録の対象外となる人にも注意します。
Step 4: 分析計画
| 評価クエスチョン | 使用データ | 分析手法 | 結果の解釈上の限界 |
|---|---|---|---|
| 新しい利用者に届いたか | 許可後の相談台帳 | 初回利用人数と欠測を月別に集計 | 窓口に来なかった人には一般化できない |
記入理由: 答えられる範囲を明示します。
品質チェック
- ☑ 確認済み: 評価クエスチョンを先に確定してからデータ探索を行った
- ☑ 確認済み: 各データのメタデータ(収集目的・時期・方法)を確認した
- ☐ 未確認: 定義変更・調査方法変更の有無を調査年報等で確認した
- ☐ 未確認: データの利用規約・二次利用許諾を確認した
- ☑ 確認済み: 前処理・分析手順をスクリプトまたは文書として記録した
- ☑ 確認済み: 報告書の結果・結論と合わせて、データの限界を明記した
記入理由: 定義変更の確認と利用許可は未完了です。許可前の個票分析は実施しません。
判断で間違えやすいこと
新旧年度の値を定義を見ずに比較する
見直し方: 集計基準と記録方法の変更を確認する
理由: 見かけの増減が制度や記録の変更で生じることがあるためです。
公開データなら個票を自由に結合する
見直し方: 利用条件と再識別の可能性を確認する
理由: 単独で匿名でも結合で個人が分かる場合があるためです。
参照資料と確認箇所
- Existing documentsBetterEvaluation
- 参照箇所
- Types of existing documents / Advice for using this method
- 本文との対応
- 既存記録の欠落と作成後の変更を考慮し、評価目的との適合を判断します。
このページの引用情報
更新履歴
- — 定義と適用条件の出典を確認し、仮想事例、判断理由、全欄の記入例を追加。未確認の歴史・普及に関する断定を整理。 既存の手順・留意点も点検し、固定的な人数・閾値や制度の一般化を調整。 入力欄の位置・型・個数を保ち、フォームの固定条件や閾値の表記を修正。


