WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
社会ネットワーク分析 設計・実施シートは、社会ネットワーク分析を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は2週間〜2ヶ月。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 連携促進・協働強化を目的とした事業において、関係者間のつながりの変化を可視化・測定したいとき
- コレクティブインパクト・多機関連携プログラムで、全体のネットワーク構造と中心的なコネクターを特定したいとき
- 情報・リソース・支援が特定の組織に集中しており、流通のボトルネックを特定したいとき
参加者と準備
評価担当者(分析リード・データ収集)、ネットワーク分析ソフト(Gephi等)使用者1名。参加者全員への調査協力が必要であり、事前の了承と信頼関係構築が不可欠。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報分析の枠組みを確定する
- 2. 関係データ収集の設計調査方法とデータ収集の詳細を設計する
- 3. ネットワーク指標の計画算出するネットワーク指標と評価クエスチョンの対応を記入する
- 4. 可視化計画ネットワーク図のデザインを設計する
- 5. 完成チェック
完成の目安
- ネットワーク図(ノード中心性・エッジ重みを視覚化)
- ネットワーク指標一覧(密度・平均距離・各ノードの中心性)
- 前後比較レポート(介入によるネットワーク構造変化の解釈)
レビュー時の注意
- ネットワーク図を作成して終わり、解釈がない報告 — 美しい可視化図は出力ではなく出発点。密度・中心性の変化が評価クエスチョンとどう関係するかを必ず解釈する
- 回答率が低いにもかかわらず全体像を語る — 回答率50%未満のネットワーク調査は欠損ノードの影響が大きく、ネットワーク全体の構造推定に深刻なバイアスが生じる
- ネットワークの「密度が高い=良い」という単純化 — 緊密なクラスター内に情報が閉じ込められる「閉鎖性の罠」があり、弱い紐帯が外部との情報流通に重要な場合もある
EvalCompass Worksheet
社会ネットワーク分析 設計・実施シート
手法: 社会ネットワーク分析(Social Network Analysis)
ネットワークの境界(誰をノードとするか)と関係の種類(何のエッジを測定するか)を最初に明確にしてください。これが全ての分析設計の前提となります。
基本情報
分析の枠組みを確定する
関係データ収集の設計
調査方法とデータ収集の詳細を設計する
| データ収集方法(調査/文書/観察) | 対象ノード数 | 回答率の目標(%) | 収集する関係の方向性(有向/無向) | 関係の強度測定(有/無・尺度) |
|---|---|---|---|---|
ネットワーク指標の計画
算出するネットワーク指標と評価クエスチョンの対応を記入する
| 指標名(密度/中心性等) | 評価クエスチョンとの対応 | 目標値または比較基準 | 算出ツール |
|---|---|---|---|
可視化計画
ネットワーク図のデザインを設計する