WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
サクセスケースメソッド 実施シートは、サクセスケースメソッドを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は全体で2〜6週間。アンケートに1週間、インタビューに1〜2週間、分析・報告に1〜2週間。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 研修後の職場転移(Behavior, Level 3)を迅速・低コストで確認したいとき
- 「研修は良かったが現場で活かされていない」状況の原因を診断したいとき
- 研修設計の改善に必要な具体的な情報(障壁・成功要因)を短期間で得たいとき
参加者と準備
評価担当者(インタビュアー)1〜2名。インタビュー対象者(参加者の両端各5〜10名)。マネジャーへの副次インタビューも有効
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. Step 1:評価フォーカスの設定この評価で確認する「期待された行動変容」と「その組織への価値」を記入する
- 2. Step 2:識別サーベイ設計参加者に送る識別用アンケートの設問案を記入する(5〜10問以内・回答5分以内が目標)
- 3. Step 3:インタビュー対象の選定記録サーベイ結果から成功群・失敗群を選定した根拠を記録する
- 4. Step 4:インタビューガイド成功群・失敗群それぞれのインタビューで使う主要な質問を記入する
- 5. Step 5:成功・失敗ストーリー記録インタビュー後に各事例のストーリーをまとめる(何をした・何が可能/妨げにした・成果)
- 6. Step 6:促進・阻害要因と提言全インタビューから共通する転移の促進要因と阻害要因を整理し、改善提言を記入する
完成の目安
- 参加者サーベイ結果(識別用)
- 成功ストーリー集(5〜10事例)
- 失敗ストーリー集(5〜10事例)
レビュー時の注意
- アンケートを研修効果の詳細測定に使おうとして設問が多くなり、回答率が下がる — SCMアンケートは「識別」が目的
- 成功事例だけを収集し、失敗事例を省略する — 失敗側のインタビューが最も重要な改善情報を含む
- インタビュアーが成功の原因を研修に帰属させようとし、職場環境・マネジャー要因を見落とす
EvalCompass Worksheet
サクセスケースメソッド 実施シート
手法: サクセスケースメソッド(Success Case Method)
Step 1〜3はサーベイ実施前に完成させてください。「成功の定義」を事前に決めておくことが調査の質を決定します。
Step 1:評価フォーカスの設定
この評価で確認する「期待された行動変容」と「その組織への価値」を記入する
Step 2:識別サーベイ設計
参加者に送る識別用アンケートの設問案を記入する(5〜10問以内・回答5分以内が目標)
| 設問番号 | 設問文 | 選択肢形式(はい/いいえ/4段階等) |
|---|---|---|
Step 3:インタビュー対象の選定記録
サーベイ結果から成功群・失敗群を選定した根拠を記録する
| 対象者ID(匿名) | 成功群/失敗群 | 選定根拠(サーベイ回答の特徴) | インタビュー日時 |
|---|---|---|---|
Step 4:インタビューガイド
成功群・失敗群それぞれのインタビューで使う主要な質問を記入する
| 対象群 | インタビュー質問 |
|---|---|
Step 5:成功・失敗ストーリー記録
インタビュー後に各事例のストーリーをまとめる(何をした・何が可能/妨げにした・成果)
Step 6:促進・阻害要因と提言
全インタビューから共通する転移の促進要因と阻害要因を整理し、改善提言を記入する
| 要因の種類(促進/阻害) | 具体的な要因 | 頻度(複数事例で確認) | 改善提言 |
|---|---|---|---|