評価基準・倫理チェックシート
評価の設計段階と完了段階の両方でこのシートを使ってください。Joint Committee基準の5属性に基づき、評価の質と倫理を確認します。
評価基準・倫理チェックシート
基本情報
評価の基本属性とチェック実施条件を記入する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 評価名称
- 住民アンケートの事業評価(仮想)
- 評価実施者
- 評価担当A
- チェック実施日
- 2026年9月13日
- チェック段階(設計時/完了時)
- 完了時・公開前
- 使用する基準(例: Joint Committee第3版)
- JCSEE第3版(2010)を参照した簡略点検
記入理由: 公式認定とは区別した自主点検です。
有用性(Utility)の確認
評価が利用者の実際の情報ニーズに応えているか確認する(〇:満たす / △:一部満たす / ✕:満たさない)
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 確認項目 | 判定(〇△✕) | 根拠・コメント | 改善策 |
|---|---|---|---|
| 利用する人と用途が明確か(U2/U3) | 〇 | 地域会議で開催場所を決めると明記 | 変更なし |
| 必要な情報がそろうか(U5) | △ | 未回答者の条件を確認できない | 一般化の範囲を要約に追記 |
記入理由: 曖昧な印象ではなく報告内の箇所と不足を記入します。
| 確認項目 | 判定(〇△✕) | 根拠・コメント | 改善策 |
|---|---|---|---|
実行可能性・適切性・正確性・説明責任の確認
各属性の主要チェック項目について同様に判定・コメントを記入する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 属性 | 確認項目 | 判定(〇△✕) | コメント・改善策 |
|---|---|---|---|
| 実行可能性 | 現場負担に合う手続きか(F2) | 〇 | 既存の配布機会を使い追加訪問を避けた |
| 適切性 | 同意と公表範囲が整合するか(P3/P4) | △ | 自由記述の掲載条件を責任者が再確認 |
| 正確性 | 結論の根拠が説明されるか(A1) | △ | 回答者だけの傾向と明記して修正 |
| 説明責任 | 評価の資料を追えるか(E1) | 〇 | 調査票と分析手順の版を保存 |
記入理由: 属性の異なる問題を一つの総合点にしません。
| 属性 | 確認項目 | 判定(〇△✕) | コメント・改善策 |
|---|---|---|---|
倫理的配慮の確認
調査参加者の権利保護と倫理的実施を確認する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☐ 未確認: 調査参加者へのインフォームドコンセントが取得されている(または不要の根拠がある)
- ☑ 確認済み: 匿名性・機密性の保護方針が明記・実施されている
- ☑ 確認済み: 脆弱層(子ども・難民・障がい者等)への特別配慮が計画されている
- ☑ 確認済み: 評価者の利益相反が確認・開示されている
- ☑ 確認済み: 評価結果の利用に際し参加者への危害リスクが検討されている
- ☑ 確認済み: データの保管・廃棄に関するセキュリティ方針が決まっている
記入理由: 自由記述の公表に関する同意説明が未確認のため最初の項目は未完了とします。確認できるまで引用の掲載を保留します。
総合所見と改善事項
5属性全体の総合評価と主な改善事項を記述する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 何を直せば公開判断に進めるかを具体化します。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
評価基準・倫理チェックシートは、評価基準と評価倫理を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:基準の適用確認:評価計画時に1〜2日 / 倫理審査:1〜2週間」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 評価計画の設計段階で、評価の質・倫理の基準に照らして設計を確認・改善するとき
- 外部委託評価の調達仕様書・評価者選定基準として品質規準を明示するとき
- メタ評価の規準として評価報告書・評価プロセスの品質を審査するとき
参加者と準備
評価チーム全員(倫理遵守)、評価委員会(基準審査)、IRB(機関審査委員会、研究倫理審査を検討するな場合)
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報評価の基本属性とチェック実施条件を記入する
- 2. 有用性(Utility)の確認評価が利用者の実際の情報ニーズに応えているか確認する(〇:満たす / △:一部満たす / ✕:満たさない)
- 3. 実行可能性・適切性・正確性・説明責任の確認各属性の主要チェック項目について同様に判定・コメントを記入する
- 4. 倫理的配慮の確認調査参加者の権利保護と倫理的実施を確認する
- 5. 総合所見と改善事項5属性全体の総合評価と主な改善事項を記述する
完成の目安
- 評価倫理チェックリスト(完了済)
- 評価基準自己点検表
- インフォームドコンセント書式
レビュー時の注意
- 倫理審査・インフォームドコンセントを「面倒な手続き」として形式的に処理し、参加者保護の実質が伴わない
- 評価完了後にのみ基準を参照し、設計段階での予防的活用を怠る
- 外部評価者の利益相反(評価対象組織との利害関係)を確認しないまま評価を委託する
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
以下は説明用の仮想例です。住民向けアンケートの評価報告書を公開前に点検します。
基本情報
- 評価名称
- 住民アンケートの事業評価(仮想)
- 評価実施者
- 評価担当A
- チェック実施日
- 2026年9月13日
- チェック段階(設計時/完了時)
- 完了時・公開前
- 使用する基準(例: Joint Committee第3版)
- JCSEE第3版(2010)を参照した簡略点検
記入理由: 公式認定とは区別した自主点検です。
有用性(Utility)の確認
| 確認項目 | 判定(〇△✕) | 根拠・コメント | 改善策 |
|---|---|---|---|
| 利用する人と用途が明確か(U2/U3) | 〇 | 地域会議で開催場所を決めると明記 | 変更なし |
| 必要な情報がそろうか(U5) | △ | 未回答者の条件を確認できない | 一般化の範囲を要約に追記 |
記入理由: 曖昧な印象ではなく報告内の箇所と不足を記入します。
実行可能性・適切性・正確性・説明責任の確認
| 属性 | 確認項目 | 判定(〇△✕) | コメント・改善策 |
|---|---|---|---|
| 実行可能性 | 現場負担に合う手続きか(F2) | 〇 | 既存の配布機会を使い追加訪問を避けた |
| 適切性 | 同意と公表範囲が整合するか(P3/P4) | △ | 自由記述の掲載条件を責任者が再確認 |
| 正確性 | 結論の根拠が説明されるか(A1) | △ | 回答者だけの傾向と明記して修正 |
| 説明責任 | 評価の資料を追えるか(E1) | 〇 | 調査票と分析手順の版を保存 |
記入理由: 属性の異なる問題を一つの総合点にしません。
倫理的配慮の確認
- ☐ 未確認: 調査参加者へのインフォームドコンセントが取得されている(または不要の根拠がある)
- ☑ 確認済み: 匿名性・機密性の保護方針が明記・実施されている
- ☑ 確認済み: 脆弱層(子ども・難民・障がい者等)への特別配慮が計画されている
- ☑ 確認済み: 評価者の利益相反が確認・開示されている
- ☑ 確認済み: 評価結果の利用に際し参加者への危害リスクが検討されている
- ☑ 確認済み: データの保管・廃棄に関するセキュリティ方針が決まっている
記入理由: 自由記述の公表に関する同意説明が未確認のため最初の項目は未完了とします。確認できるまで引用の掲載を保留します。
総合所見と改善事項
記入理由: 何を直せば公開判断に進めるかを具体化します。
判断で間違えやすいこと
〇の割合が高いので残る倫理問題も許容する
見直し方: 重大な未確認事項を個別に解消する
理由: 総数の多さで人の保護の不足を相殺できないためです。
簡略チェックを公式基準への適合認証として表示する
見直し方: 使用した基準と点検範囲を示す
理由: 自己点検と第三者認証は異なるためです。
参照資料と確認箇所
- Program Evaluation StandardsJoint Committee on Standards for Educational Evaluation · 2010(第3版)
- 参照箇所
- Standards Statements; Evaluation Accountability Standards (E1–E3)
- 本文との対応
- 第3版の基準体系は5属性30基準であり、記録化と内部・外部メタ評価も扱います。
このページの引用情報
更新履歴
- — 出典に対応した説明へ更新し、手法固有の仮想記入例・判断例と更新履歴を追加。


