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WORKSHEET GUIDE

記入前に、使いどころと完成条件を確認

Value for Money 4E評価シートは、Value for Money評価を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は2週間〜3ヶ月。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。

このシートが役立つ場面

  • 公共調達・補助金の説明責任として「公金が適切に使われているか」を多面的に示す必要があるとき
  • 国際協力・ODA事業の評価において、費用対効果だけでなく公平性(最も必要な対象への到達)も評価したいとき
  • 事業の経済性・効率性・有効性のどの段階に問題があるかを診断し、改善点を特定したいとき

参加者と準備

評価担当者(分析リード)、財務担当(調達・費用データ)、プログラム担当(効果・受益者データ)。中規模以上の評価では外部評価チームが担当し、内部レビューと組み合わせることが多い。

判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。

記入の順番

  1. 1. 基本情報評価の枠組みを確定する
  2. 2. E1:Economy(節約性)調達の合理性を評価する。単価・入札プロセス・市場比較の証拠を記入
  3. 3. E2:Efficiency(効率性)単位アウトプットあたり費用を算出し比較する
  4. 4. E3:Effectiveness(有効性)目標と実績の比較、アウトカム達成の証拠を記入する
  5. 5. E4:Equity(公平性)受益者の属性・地域分布と、最脆弱層への到達状況を記入する
  6. 6. VfM統合判断4Eの結果を総合し、トレードオフを含めた全体判断と勧告を記述する
  7. 7. 完成チェック

完成の目安

  • 4E別評価マトリクス(評価結果・証拠・判断根拠)
  • VfM総合判断サマリー(強み・改善点・勧告)
  • ベンチマーク比較表(Economy・Efficiency指標)

レビュー時の注意

  • Economy(調達単価の安さ)を唯一の指標として「安いから良い」と結論する — 安い調達が質の低いアウトプットや効果の低下につながっていないか、Efficiency・Effectivenessと合わせて確認する
  • Equity次元を補足的に扱い、受益者の属性分析を行わないまま「効果があった」と報告する — 平均値の背後で特定集団が恩恵を受けていないケースを見逃す
  • 4Eのデータを独立に報告し、相互のトレードオフを分析しない — 例えば「効率性を追求するため規模を拡大した結果、最脆弱層への到達率が低下した」というダイナミクスが見えなくなる
EvalCompass Worksheet

Value for Money 4E評価シート

手法: Value for Money評価(Value for Money)
4Eそれぞれについて証拠を記入し、最後に統合判断を行います。各Eで「良い」「懸念あり」「不明(データ不足)」の三段階で暫定評価をつけながら進めると全体像が見えやすくなります。

基本情報

評価の枠組みを確定する

E1:Economy(節約性)

調達の合理性を評価する。単価・入札プロセス・市場比較の証拠を記入

調達品目・サービス単価(実績)市場相場・ベンチマーク差異と理由暫定評価(良い/懸念/不明)

E2:Efficiency(効率性)

単位アウトプットあたり費用を算出し比較する

アウトプット指標実績値費用/単位比較対象(類似事業等)差異と改善示唆暫定評価

E3:Effectiveness(有効性)

目標と実績の比較、アウトカム達成の証拠を記入する

アウトカム指標目標値実績値達成率(%)証拠の質(高/中/低)暫定評価

E4:Equity(公平性)

受益者の属性・地域分布と、最脆弱層への到達状況を記入する

対象セグメント(属性/地域)受益者数・割合意図した到達目標ギャップと理由暫定評価

VfM統合判断

4Eの結果を総合し、トレードオフを含めた全体判断と勧告を記述する

完成チェック