WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
評価倫理チェックシートは、評価倫理を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は評価全プロセスを通じて継続的に適用。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 評価計画の立案時に、倫理的リスクを事前に洗い出し対応策を設計するとき
- インタビューや観察など人を対象とする調査を行うすべての評価において
- 子ども・難民・障がい者など脆弱な立場の人々が評価対象に含まれるとき
参加者と準備
評価チーム全員が倫理遵守の主体。大規模評価や脆弱層が対象の場合はIRB(機関倫理審査委員会)の審査を経ることが望ましい
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報評価の基本属性と倫理チェックの実施条件を記入する
- 2. 利益相反と独立性の確認以下の項目を確認し、懸念がある場合は詳細と対応策を記入する
- 3. インフォームドコンセントと対象者保護調査対象者への説明と同意の状況を記入する
- 4. データ保護・匿名化・機密保持個人情報保護とデータ管理の計画を確認する
- 5. 報告の誠実性と開示方針評価結果の報告に関する倫理的事項を確認する
- 6. 文化的応答性と公平性対象集団の多様性への配慮と評価の公平性を点検する(文化的背景・ジェンダー・宗教・言語・脆弱性等)
完成の目安
- 倫理的リスクアセスメント記録
- インフォームドコンセント書式(署名済)
- 利益相反開示書
レビュー時の注意
- インフォームドコンセントを書類手続きとして処理し、対象者が内容を実際に理解・納得しているかを確認しない
- 利益相反の確認を評価完了後に行い、既に公正性が損なわれた後で発覚する — 受託前の開示が原則
- 発注者からの「都合の悪い発見を削除・修正してほしい」という圧力に曖昧に応じてしまう — 事前に合意できた変更手続きの範囲を契約に明記しておく
先に読むと進めやすいガイド
EvalCompass Worksheet
評価倫理チェックシート
手法: 評価倫理(Evaluation Ethics)
評価計画の立案段階でこのシートを記入し、実施・報告の各段階でも再確認してください。倫理的問題は早期発見・早期対応が原則です。
基本情報
評価の基本属性と倫理チェックの実施条件を記入する
利益相反と独立性の確認
以下の項目を確認し、懸念がある場合は詳細と対応策を記入する
インフォームドコンセントと対象者保護
調査対象者への説明と同意の状況を記入する
| 対象者グループ | 説明内容(調査目的・利用方法・辞退権など) | 同意取得方法(書面/口頭) | 特別配慮事項(脆弱層の場合) | 実施済み(〇/×) |
|---|---|---|---|---|
データ保護・匿名化・機密保持
個人情報保護とデータ管理の計画を確認する
報告の誠実性と開示方針
評価結果の報告に関する倫理的事項を確認する
文化的応答性と公平性
対象集団の多様性への配慮と評価の公平性を点検する(文化的背景・ジェンダー・宗教・言語・脆弱性等)