WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
混合研究法 統合設計シートは、混合研究法を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は3ヶ月〜1年。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 量的アウトカムが達成・未達成を示しているが理由が不明なとき、質的データで文脈・理由を補う(説明的順次)
- 介入の効果量だけでなく、受益者が経験・評価した変化のプロセスと意味を同時に把握したいとき(収斂)
- 未知の現象・対象集団の探索から始め、質的発見をもとに量的測定ツール(尺度・指標)を開発したいとき(探索的順次)
参加者と準備
量的・質的両方の能力を持つ評価者(理想は1名)、または量的担当者と質的担当者のペアチーム。統合フェーズは必ず協働で実施。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報混合法デザインの枠組みを確定する
- 2. 量的成分の設計量的成分の内容を設計する
- 3. 質的成分の設計質的成分の内容を設計する
- 4. 統合の設計(Joint Display計画)量的結果と質的結果をどのように突き合わせるかを具体的に設計する
- 5. 混合法デザイン図(自由記述)量から質、質から量、または並行収集の流れと統合ポイントを図示または箇条書きで記述する
- 6. 完成チェック
完成の目安
- 混合法デザイン図(量・質の順序・統合ポイントを示す図)
- 各成分の独立した分析結果(量的報告・質的報告)
- 共同表示(Joint Display)または統合マトリクス
レビュー時の注意
- 量的調査もインタビューもやっただけで混合法と呼ぶケース — 真の混合法は統合のための設計が事前にあり、統合の結果として量単独・質単独では得られない知見が生まれること
- 質的成分を量的成分の飾りとして扱う — インタビュー引用を数値の説明用イラストにするのは統合ではない。各成分が対等な分析として機能するよう設計する
- 統合の段階をフィールドワーク終了後まで先送り — 統合ポイントを事前に決めていないと、量と質のデータが全く噛み合わない状態で報告書執筆を迎える
先に読むと進めやすいガイド
EvalCompass Worksheet
混合研究法 統合設計シート
手法: 混合研究法(Mixed Methods Research)
混合法の成否は、いつ・どのように量と質を統合するかの事前設計にかかっています。このシートで統合ポイントを明確にしてからデータ収集を開始してください。
基本情報
混合法デザインの枠組みを確定する
量的成分の設計
量的成分の内容を設計する
| 量的評価クエスチョン | データ収集方法 | サンプリング戦略 | 分析方法 | 統合への活用方法 |
|---|---|---|---|---|
質的成分の設計
質的成分の内容を設計する
| 質的評価クエスチョン | データ収集方法 | サンプリング戦略(目的的) | 分析方法 | 統合への活用方法 |
|---|---|---|---|---|
統合の設計(Joint Display計画)
量的結果と質的結果をどのように突き合わせるかを具体的に設計する
混合法デザイン図(自由記述)
量から質、質から量、または並行収集の流れと統合ポイントを図示または箇条書きで記述する