申請を進めなかった経験を聞く
説明用の仮想例です。相談後に申請を始めなかった人から、任意で経験を聞きます。発言は架空です。
| 質問 | 仮の回答 | 解釈と次の確認 |
|---|---|---|
| 最後に手続きを進めようとした場面は | 書類を集めようとしたが、平日に窓口へ行けなかった | 時間の制約という仮説。利用可能な別手段も確認 |
| 相談で受けた説明はどう受け止めたか | 内容は分かったが、仕事を休めなかった | 理解不足と実行条件を区別 |
| 他に話しておきたいことは | 別の窓口で相談していた | 他機関の支援経路を確認 |
この例から判断できること
一人の語りから未申請者全員の理由を決めません。異なる経験の人や記録との違いも確認し、発言・評価者の解釈・未確認事項を分けて残します。
判断で間違えやすいこと
「説明が分かりにくかったのですね」と原因を示す
見直し方: 本人の言葉で場面と障害を説明してもらう
理由: 評価者が期待する答えを誘導しないためです。
印象的な一つの発言を全体の傾向として書く
見直し方: 対象の選び方と反対の事例も添える
理由: 深い理解と割合の推定は異なるためです。
次に手を動かす
インタビューシートで経験を尋ねる質問と追加確認を準備する
よくある質問
評価インタビューは何人に行えばよいですか?
目的、対象者の多様性、時間によって変わります。代表的な立場や異なる経験が含まれるように選び、聞いた内容が十分に理解できるかを見ながら調整します。
録音は必須ですか?
必須ではありませんが、正確な記録に役立ちます。録音しない場合は二人で記録する、直後に詳細メモを整理するなどの方法を取ります。
利用者にネガティブな意見を聞いてもよいですか?
本人が話してよいと感じる範囲で聞きます。答えない自由を伝え、支援上の扱いに影響しない方法を確保します。辛い経験を無理に語ってもらう必要はありません。
参照資料と確認箇所
- Interview study: qualitative studiesOffice for Health Improvement and Disparities(GOV.UK) · 2020
- 参照箇所
- How to carry out an interview study / Pros / Cons
- 本文との対応
- デジタルヘルス評価向け資料から、半構造化の質問ガイド、経験の掘り下げ、意見の割合を推定する限界を参照
- Quality in qualitative evaluation (QQE)HM Treasury / Evaluation Task Force
- 参照箇所
- 4. The framework(Sample 7–8 / Analysis 12 / Reporting 14 / Ethics 17)
- 本文との対応
- 対象選定理由、異なる見方と否定事例、解釈への道筋、同意と秘密保持
- Guiding PrinciplesAmerican Evaluation Association
- 参照箇所
- Systematic Inquiry / Integrity / Respect for People
- 本文との対応
- 方法と限界の説明、誠実な報告、同意・秘密保持・危害回避
このページの引用情報
更新履歴
- — 方法の原典と実務上の整理を区別し、固有の仮想例・判断例・次の行動を追加。分類や測定条件の断定を見直し。





