WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
アウトカム記述・実証カードは、アウトカムハーベスティングを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は設計・収集・実証・分析の全工程で2〜6ヶ月。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- アドボカシー・政策変化・ネットワーク形成など、アウトカムが事前に予測しにくい介入の評価
- 複数のパートナーが関与する複雑なプログラムで、誰の活動がどの変化に貢献したかを整理したい
- プログラム終了後に「実際に何が変わったか」を後ろ向きに(retrospectively)整理したい
参加者と準備
評価者またはファシリテーター1〜2名、プログラムスタッフ(情報提供・記述)、外部実証者(インタビュー対象)、ステークホルダー(意味づけセッション)
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報アウトカムカードの識別情報
- 2. アウトカムの記述「社会変化者(誰)が・どのような行動変化をした・いつ・どこで」の形式で記述する。満足度・参加人数などの産出物は書かない
- 3. 実証(Substantiation)アウトカムが実際に起きたことを示す証拠を記録する(変化当事者の発言・文書・第三者証言等)
- 4. プログラムの貢献プログラムがこの変化にどのように関与したかを記述する。「帰属」でなく「貢献」として表現する
- 5. 品質チェック
完成の目安
- アウトカム台帳(記述・実証・貢献の一覧)
- パターン分析レポート
- 変化の地図(視覚化オプション)
レビュー時の注意
- 実証(substantiation)を省略して「収集・記述だけで完成」とすると、単なる自己申告リストになってしまう
- アウトカムと産出物(Output)の混同 — 「研修を実施した」「報告書を提出した」はアウトカムではない
- 貢献を「帰属(attribution)」として過大に主張すると信頼性を損なう — 「プログラムが貢献した一要因」という適切な表現を徹底する
先に読むと進めやすいガイド
EvalCompass Worksheet
アウトカム記述・実証カード
手法: アウトカムハーベスティング(Outcome Harvesting)
アウトカム1件につき1枚を作成します。「誰の行動変化か」を中心に記述し、証拠欄には当事者や第三者の言葉・文書を記録してください。
基本情報
アウトカムカードの識別情報
アウトカムの記述
「社会変化者(誰)が・どのような行動変化をした・いつ・どこで」の形式で記述する。満足度・参加人数などの産出物は書かない
| 社会変化者(個人・組織・グループ) | 行動変化の内容(具体的に) | 変化が起きた時期・場所 | 変化に至った経緯の概要 |
|---|---|---|---|
実証(Substantiation)
アウトカムが実際に起きたことを示す証拠を記録する(変化当事者の発言・文書・第三者証言等)
| 証拠の種類(発言・文書・観察等) | 証拠の内容・引用 | 情報源(氏名/役職/日付) |
|---|---|---|
プログラムの貢献
プログラムがこの変化にどのように関与したかを記述する。「帰属」でなく「貢献」として表現する