アウトカム記述・実証カード
基本情報
アウトカムカードの識別情報
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- プログラム名
- 相談連携改善(仮想)
- アウトカムID(通し番号)
- OH-01
- 報告期間
- 2026年4~9月
- 記入者名・記入日
- 評価担当A/2026年9月13日
記入理由: 記述を識別できるIDを付けます。
アウトカムの記述
「社会変化者(誰)が・どのような行動変化をした・いつ・どこで」の形式で記述する。満足度・参加人数などのアウトプット物は書かない
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 社会変化者(個人・組織・グループ) | 行動変化の内容(具体的に) | 変化が起きた時期・場所 | 変化に至った経緯の概要 |
|---|---|---|---|
| 連携先の相談窓口B | 本人の同意を得て紹介先へ事前連絡する手順を導入 | 2026年8月・窓口B | 勉強会で紹介中断を検討後、Bが内部手順を改訂 |
記入理由: 事業外の主体の行動をアウトカムとして書きます。
| 社会変化者(個人・組織・グループ) | 行動変化の内容(具体的に) | 変化が起きた時期・場所 | 変化に至った経緯の概要 |
|---|---|---|---|
実証(Substantiation)
変化とプログラムの貢献を示す証拠を記録する。実証では、介入から独立し、その変化と貢献を知る確認者を含め、独立性・確認範囲・異論も証拠欄に記録する。
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 証拠の種類(発言・文書・観察等) | 証拠の内容・引用 | 情報源(氏名/役職/日付) |
|---|---|---|
| 改訂文書 | 8月版の紹介手順に事前連絡を追加(仮想資料の要約) | 窓口Bの公開手順・8月 |
| 独立した情報提供者の確認 | 紹介先Cが事前連絡の開始を確認。以前からの制度見直しも関係したと説明 | 事業に参加していない紹介先Cの責任者・9月 |
記入理由: 関係者の自己申告だけに依存せず、不一致や別要因も残します。
| 証拠の種類(発言・文書・観察等) | 証拠の内容・引用 | 情報源(氏名/役職/日付) |
|---|---|---|
プログラムの貢献
プログラムがこの変化にどのように関与したかを記述する。「帰属」でなく「貢献」として表現する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 寄与の主張を証拠が支える範囲に限定します。
品質チェック
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: 「誰の行動変化か」が明確に書かれている
- ☑ 確認済み: アウトプット物(Output)をアウトカムと誤記していない
- ☑ 確認済み: 実証に、介入から独立し変化と貢献を知る確認者を含め、独立性・確認範囲・異論を記録している
- ☑ 確認済み: 貢献の記述が「原因」でなく「貢献」になっている
記入理由: 独立した確認を含むという仮想の分析済み例です。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
アウトカム記述・実証カードは、アウトカムハーベスティングを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:設計・収集・実証・分析の全工程で2〜6ヶ月(規模による)」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- アドボカシー・政策変化・ネットワーク形成など、アウトカムが事前に予測しにくい介入の評価
- 複数のパートナーが関与する複雑なプログラムで、誰の活動がどの変化に貢献したかを整理したい
- プログラム終了後に「実際に何が変わったか」を後ろ向きに(retrospectively)整理したい
参加者と準備
評価者またはファシリテーター1〜2名、プログラムスタッフ(情報提供・記述)、外部実証者(インタビュー対象)、ステークホルダー(意味づけセッション)
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報アウトカムカードの識別情報
- 2. アウトカムの記述「社会変化者(誰)が・どのような行動変化をした・いつ・どこで」の形式で記述する。満足度・参加人数などのアウトプット物は書かない
- 3. 実証(Substantiation)変化とプログラムの貢献を示す証拠を記録する。実証では、介入から独立し、その変化と貢献を知る確認者を含め、独立性・確認範囲・異論も証拠欄に記録する。
- 4. プログラムの貢献プログラムがこの変化にどのように関与したかを記述する。「帰属」でなく「貢献」として表現する
- 5. 品質チェック
完成の目安
- アウトカム台帳(記述・実証・貢献の一覧)
- パターン分析レポート
- 変化の地図(視覚化オプション)
レビュー時の注意
- 実証(substantiation)を省略して「収集・記述だけで完成」とすると、単なる自己申告リストになってしまう
- アウトカムとアウトプット物(Output)の混同 — 「研修を実施した」「報告書を提出した」はアウトカムではない
- 貢献を「帰属(attribution)」として過大に主張すると信頼性を損なう — 「プログラムが貢献した一要因」という適切な表現を徹底する
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
以下は説明用の仮想例です。支援団体の勉強会後、連携窓口の紹介方法が変わったという報告を検証します。
基本情報
- プログラム名
- 相談連携改善(仮想)
- アウトカムID(通し番号)
- OH-01
- 報告期間
- 2026年4~9月
- 記入者名・記入日
- 評価担当A/2026年9月13日
記入理由: 記述を識別できるIDを付けます。
アウトカムの記述
| 社会変化者(個人・組織・グループ) | 行動変化の内容(具体的に) | 変化が起きた時期・場所 | 変化に至った経緯の概要 |
|---|---|---|---|
| 連携先の相談窓口B | 本人の同意を得て紹介先へ事前連絡する手順を導入 | 2026年8月・窓口B | 勉強会で紹介中断を検討後、Bが内部手順を改訂 |
記入理由: 事業外の主体の行動をアウトカムとして書きます。
実証(Substantiation)
| 証拠の種類(発言・文書・観察等) | 証拠の内容・引用 | 情報源(氏名/役職/日付) |
|---|---|---|
| 改訂文書 | 8月版の紹介手順に事前連絡を追加(仮想資料の要約) | 窓口Bの公開手順・8月 |
| 独立した情報提供者の確認 | 紹介先Cが事前連絡の開始を確認。以前からの制度見直しも関係したと説明 | 事業に参加していない紹介先Cの責任者・9月 |
記入理由: 関係者の自己申告だけに依存せず、不一致や別要因も残します。
プログラムの貢献
記入理由: 寄与の主張を証拠が支える範囲に限定します。
品質チェック
- ☑ 確認済み: 「誰の行動変化か」が明確に書かれている
- ☑ 確認済み: アウトプット物(Output)をアウトカムと誤記していない
- ☑ 確認済み: 実証に、介入から独立し変化と貢献を知る確認者を含め、独立性・確認範囲・異論を記録している
- ☑ 確認済み: 貢献の記述が「原因」でなく「貢献」になっている
記入理由: 独立した確認を含むという仮想の分析済み例です。
判断で間違えやすいこと
研修資料を作ったことをアウトカムとする
見直し方: 資料を受けた主体の行動がどう変わったかを記す
理由: アウトプットと社会的な変化を区別するためです。
事業担当者が認めたので実証完了とする
見直し方: 変化を知る独立した情報源にも確かめる
理由: 自己申告の偏りを補う工程が必要だからです。
参照資料と確認箇所
- Outcome harvestingRicardo Wilson-Grau ほか / BetterEvaluation
- 参照箇所
- Steps in the process; 4. Substantiate; Principles
- 本文との対応
- 実証の段階では、介入から独立し、その変化と寄与を知る人による確認を行います。
このページの引用情報
更新履歴
- — 出典に対応した説明へ更新し、手法固有の仮想記入例・判断例と更新履歴を追加。
- — 内容確認 FW-03 に基づき、断定・固定条件または記入シートと例の不整合を最小修正。入力欄の数・順序・ラベル・セクション構造を維持。未確認資料の確認状態は変更していない。


