活動報告を次年度の相談方法につなぐ
説明用の仮想例です。助成を受けた生活相談事業。相談者20人のうち15人の状況を把握しました。
| 報告する事実 | 読み取れること | 次に確かめること |
|---|---|---|
| 20人へ相談を提供 | 相談の産出 | 想定した対象者に届いたか |
| 15人中9人が申請を開始 | 把握できた人に行動の前進があった | 残る6人の障害と未把握5人の状況 |
| 申請準備に同行が必要との声 | 改善案の候補 | 本人の希望と実施体制を確認 |
この例から判断できること
成功事例だけを抜き出さず、対象人数と未把握者を残します。同行支援を追加する案は、必要性・負担・助成条件を確認したうえで次期計画に反映します。
判断で間違えやすいこと
助成元に好印象の事例だけを報告する
見直し方: 成果が見えなかった事例と未把握者も説明する
理由: 事業全体の学びと判断に必要な情報だからです。
一般的なガイドの項目を助成制度の必須要件と考える
見直し方: 公募・契約・評価様式の該当箇所を確認する
理由: 制度や年度によって要件が異なるためです。
次に手を動かす
報告書シートで活動・変化・限界・次の改善を分けて記入する
よくある質問
NPO評価に専門家は必要ですか?
大規模な効果検証では専門家が有用ですが、小規模な事業改善評価なら、基本的な設計と記録整備から内部で始められます。
成果が出ていない場合も報告すべきですか?
はい。成果が出なかった理由や改善策を示すことで、学習と説明責任のある報告になります。
定性的な声は評価に使えますか?
使えます。数値だけでは見えない変化を示す重要な証拠です。ただし、選び方と解釈の限界を明示します。
参照資料と確認箇所
- Is My NGO Having a Positive Impact?David Evans / Bruce Wydick(World Bank Development Impact) · 2016
- 参照箇所
- Before and After / Beneficiaries and non-beneficiaries
- 本文との対応
- NGOの成果把握と因果効果の違い、前後比較・参加非参加比較の限界
このページの引用情報
更新履歴
- — 主張と原典の対応、仮想の完成例、判断の修正例、次の作業への導線を追加。未検証の一般化を修正。






