RCT評価設計チェックシート
基本情報
評価の基本情報を記入してください
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 事業名・プログラム名
- 相談会案内試行
- 評価実施機関
- 評価チーム(仮想)
- 主任評価者氏名
- 評価責任者A(仮想)
- 評価期間(開始〜終了予定)
- 2026年4〜7月(仮想)
- 作成日
- 2026年4月1日(仮想)
記入理由: 対象期間と責任範囲を明記します。
評価クエスチョンと一次アウトカム
「誰に・何の介入を・何と比較して・何を測定するか」を明確に記入する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 通常案内を受け取る対象者 |
| 介入と比較 | 個別の追加案内/通常案内 |
| 一次アウトカム | 期限内に申込んだか(全割付対象を分母にする) |
記入理由: 受け取った人を割付後に除外しません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
割付設計
割付の方法と単位を記入してください
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 割付単位(個人・世帯・学校・地域など)
- 個人
- 割付方法(単純無作為・層別無作為・クラスター)
- 事前生成した乱数による1対1割付
- 介入群の定義
- 通常案内に個別案内を追加
- 対照群の定義(純粋対照・待機リストなど)
- 通常案内を受ける
記入理由: 標準サービスを両群に提供する案です。倫理的適切性は別途検討します。
サンプルサイズ計算
検出力分析の結果と根拠を記入する
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 想定効果量(根拠)
- 未算定。15ポイントは計算例で検出したい最小効果ではない
- 有意水準(α)
- 設計時に選び根拠を示す
- 検出力(1-β)
- 設計時に選び根拠を示す
- 必要サンプル数(介入群)
- 未算定。計算例は100人
- 必要サンプル数(対照群)
- 未算定。計算例は100人
- クラスターRCTの場合はICC値
- 個人割付のためこの例は非該当
記入理由: 架空の100人を検出力計算の結果としません。
倫理・実施可能性チェック
各項目に「対応済み / 対応中 / 未対応」を記入し、未対応の場合は対応計画を記入
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| チェック項目 | 状況 | 対応計画 |
|---|---|---|
| 参加・割付・データ利用の同意 | 確認前 | 実施組織の審査手続きと対象者への説明を確認 |
| 事前登録 | 計画前 | 研究分野に合う登録先を選ぶ。UMINを一律必須にしない |
記入理由: 試行前の未完了事項をそのまま示します。
| チェック項目 | 状況 | 対応計画 |
|---|---|---|
設計チェックリスト
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: 一次アウトカムと、複数指標を扱う場合の分析方針を事前に定めた
- ☐ 未確認: サンプルサイズ計算を事前に完了した
- ☐ 未確認: 適用される倫理審査を確認し、必要な申請・承認の状況や予定を記録した
- ☐ 未確認: 適用される試験登録・分析計画公開の要件と方法を確認し、対応状況や予定を記録した
- ☐ 未確認: 対照群へ提供するサービスと介入の差を、倫理面から説明できる
- ☐ 未確認: 脱落の見込み、追跡と欠測への対処、分析の限界を事前に定めた
- ☑ 確認済み: 分析はITT(Intention-to-Treat)を基本とすることを確認した
記入理由: 一次指標とITT方針は例で定義しました。実際の検出力、審査、登録、脱落対策は未完了です。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
RCT評価設計チェックシートは、ランダム化比較試験を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:設計に2〜6か月、実施期間は介入の性質による(短期で数か月〜複数年)」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 新規の社会介入・政策プログラムの効果を介入前から計画的に検証したい
- 比較条件と割当を事前に設計し、介入の因果効果を検討したい
- 参加者が十分に多く、無作為割付が技術的・倫理的に実施可能な場面
参加者と準備
主任評価者・統計専門家・フィールドコーディネーター・倫理審査委員会。規模によっては専門評価機関(J-PAL等)との連携が現実的
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報評価の基本情報を記入してください
- 2. 評価クエスチョンと一次アウトカム「誰に・何の介入を・何と比較して・何を測定するか」を明確に記入する
- 3. 割付設計割付の方法と単位を記入してください
- 4. サンプルサイズ計算検出力分析の結果と根拠を記入する
- 5. 倫理・実施可能性チェック各項目に「対応済み / 対応中 / 未対応」を記入し、未対応の場合は対応計画を記入
- 6. 設計チェックリスト
完成の目安
- 評価報告書(ITT分析結果・効果量・信頼区間)
- ベースライン・エンドライン調査データセット
- 事前登録済み試験計画書
レビュー時の注意
- 脱落(attrition)の差異を見落とす——介入群と対照群で追跡できなかった人の特性が異なる場合、比較が歪む。脱落率と脱落者の属性を必ず両群で比較すること
- Hawthorne効果(観察されていることへの反応)——参加者が「試験中」と認識することで行動を変える可能性がある。ブラインド化が難しい社会実験では特に注意
- 「統計的有意」と「実質的意義のある効果量」の混同——大きなサンプルでは小さな効果も有意になる。効果量と信頼区間を必ず報告する
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
説明用の仮想例です。通常案内と追加の個別案内へ各100人を無作為割付し、全員の申込状況を確認した仮想計算です。100人は必要標本数の推奨値ではありません。
基本情報
- 事業名・プログラム名
- 相談会案内試行
- 評価実施機関
- 評価チーム(仮想)
- 主任評価者氏名
- 評価責任者A(仮想)
- 評価期間(開始〜終了予定)
- 2026年4〜7月(仮想)
- 作成日
- 2026年4月1日(仮想)
記入理由: 対象期間と責任範囲を明記します。
評価クエスチョンと一次アウトカム
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 通常案内を受け取る対象者 |
| 介入と比較 | 個別の追加案内/通常案内 |
| 一次アウトカム | 期限内に申込んだか(全割付対象を分母にする) |
記入理由: 受け取った人を割付後に除外しません。
割付設計
- 割付単位(個人・世帯・学校・地域など)
- 個人
- 割付方法(単純無作為・層別無作為・クラスター)
- 事前生成した乱数による1対1割付
- 介入群の定義
- 通常案内に個別案内を追加
- 対照群の定義(純粋対照・待機リストなど)
- 通常案内を受ける
記入理由: 標準サービスを両群に提供する案です。倫理的適切性は別途検討します。
サンプルサイズ計算
- 想定効果量(根拠)
- 未算定。15ポイントは計算例で検出したい最小効果ではない
- 有意水準(α)
- 設計時に選び根拠を示す
- 検出力(1-β)
- 設計時に選び根拠を示す
- 必要サンプル数(介入群)
- 未算定。計算例は100人
- 必要サンプル数(対照群)
- 未算定。計算例は100人
- クラスターRCTの場合はICC値
- 個人割付のためこの例は非該当
記入理由: 架空の100人を検出力計算の結果としません。
倫理・実施可能性チェック
| チェック項目 | 状況 | 対応計画 |
|---|---|---|
| 参加・割付・データ利用の同意 | 確認前 | 実施組織の審査手続きと対象者への説明を確認 |
| 事前登録 | 計画前 | 研究分野に合う登録先を選ぶ。UMINを一律必須にしない |
記入理由: 試行前の未完了事項をそのまま示します。
設計チェックリスト
- ☑ 確認済み: 一次アウトカムと、複数指標を扱う場合の分析方針を事前に定めた
- ☐ 未確認: サンプルサイズ計算を事前に完了した
- ☐ 未確認: 適用される倫理審査を確認し、必要な申請・承認の状況や予定を記録した
- ☐ 未確認: 適用される試験登録・分析計画公開の要件と方法を確認し、対応状況や予定を記録した
- ☐ 未確認: 対照群へ提供するサービスと介入の差を、倫理面から説明できる
- ☐ 未確認: 脱落の見込み、追跡と欠測への対処、分析の限界を事前に定めた
- ☑ 確認済み: 分析はITT(Intention-to-Treat)を基本とすることを確認した
記入理由: 一次指標とITT方針は例で定義しました。実際の検出力、審査、登録、脱落対策は未完了です。
判断で間違えやすいこと
案内を読んだ人だけで比較する
見直し方: 割付群によるITTを事前に定め、実際の利用状況は別に示す
理由: 利用者だけを選ぶと無作為化で得た比較可能性が失われるためです。
RCTなら欠測を除けば偏りがないとする
見直し方: 群別の欠測数と理由を調べ感度分析を行う
理由: 無作為割付は追跡される確率まで等しくする保証ではないためです。
参照資料と確認箇所
- The elements of a randomized evaluationMichael Gibson・Anja Sautmann/J-PAL
- 参照箇所
- 3. Designing the evaluation / 4. Randomization / 5. Data analysis
- 本文との対応
- 無作為化後も脱落、不遵守、波及が内的妥当性を脅かし、別の集団への一般化には追加の検討が必要です。
- Magenta Book Annex A: Analytical methods for use within an evaluationHM Treasury / Evaluation Task Force · 2026
- 参照箇所
- A2.1 pp.20–21, How is it used? / Pros and cons: design before implementation, statistical power, control group exposure, ethics
- 本文との対応
- 無作為割付を介入実施前の設計へ組み込めるか、十分な検出力を確保できるか、比較群へ介入の影響が及ばないという前提と倫理上のリスクを確認します。
このページの引用情報
更新履歴
- — 定義と適用条件の出典を確認し、仮想事例、判断理由、全欄の記入例を追加。未確認の歴史・普及に関する断定を整理。 既存の手順・留意点も点検し、固定的な人数・閾値や制度の一般化を調整。 入力欄の位置・型・個数を保ち、フォームの固定条件や閾値の表記を修正。
- — Magenta Book Annex A(May 2026)のA2.1を、介入実施前の無作為割付設計・検出力・比較群への影響・倫理の確認に限定して追加。既存の定義、有限標本・欠測への注意、J-PAL出典、ワークシートと記入例は維持。


