WORKSHEET GUIDE
記入前に、使いどころと完成条件を確認
ケーススタディ設計シートは、ケーススタディを会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。所要の目安は設計2〜4週間、データ収集。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 「なぜ成果が出たか・出なかったか」というプロセスと文脈を解明したい
- 複数の実施地域・組織間で成功事例と失敗事例を比較したい
- 統計的調査では捉えにくい複雑な変化のメカニズムを追跡したい
参加者と準備
主任研究者・評価者1〜2名。大規模評価ではケースごとに担当者を置く。事例数は単一から最大8事例程度が実用的
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. リサーチクエスチョンと設計ケーススタディで答える問いと基本設計を記入
- 2. 事例選定計画各事例の選定理由と選定戦略を記録する
- 3. データ収集プロトコル各事例で収集するデータ源を設計する
- 4. 分析計画分析の手順と分析的一般化の方針を記入
- 5. 設計チェックデータ収集開始前に確認
完成の目安
- ケーススタディプロトコル
- ケースデータベース(生データ+メモ)
- 事例サマリー(事例ごと)
レビュー時の注意
- 「便利だから」という理由で事例を選び、選定理由を文書化しない — 選定戦略の明示が分析的一般化の信頼性を左右する
- インタビューだけで「ケーススタディ」と称する — 複数のデータ源(少なくとも文書+インタビュー)を組み合わせることがケーススタディの要件
- ケースサマリーを「物語の記述」で終わらせる — 評価クエスチョンへの回答として構造化し、証拠を明示する
先に読むと進めやすいガイド
EvalCompass Worksheet
ケーススタディ設計シート
手法: ケーススタディ(Case Study)
事例選定の理由と収集するデータ源の組み合わせを事前に設計することが、信頼性の高い分析の鍵です。
リサーチクエスチョンと設計
ケーススタディで答える問いと基本設計を記入
事例選定計画
各事例の選定理由と選定戦略を記録する
| 事例ID(仮名) | 選定戦略(典型的/批判的/逸脱/最大多様性 等) | 選定理由の説明 | 事例の主な特徴・文脈 |
|---|---|---|---|
データ収集プロトコル
各事例で収集するデータ源を設計する
| データ源の種類 | 収集方法・手段 | 収集対象・数量 | 評価クエスチョンとの対応 |
|---|---|---|---|
分析計画
分析の手順と分析的一般化の方針を記入
設計チェック
データ収集開始前に確認