相談が届かない原因を実施記録から探る
説明用の仮想例です。巡回相談を4回実施したが、想定より利用が少ない事業です。
| 確認点 | 仮の観察 | 検討する変更 |
|---|---|---|
| 実施量 | 予定4回を全て開催 | 回数だけを増やす前に到達を確認 |
| 到達 | 働いている人の利用が少ない | 夜間・別曜日の利用希望を聞く |
| 実施条件 | 会場が平日昼のみ利用可能 | 会場変更の費用と相談体制を確認 |
| 質 | 必要な説明とフォローは実施 | 時間変更後も質を維持できるか確認 |
この例から判断できること
回数どおり開催できたことと、必要な人に届いたことを分けます。夜間開催は改善案であり、効果が確認された対応ではありません。
判断で間違えやすいこと
予定回数を満たしたので実施は成功とする
見直し方: 到達した人、届かなかった人、提供内容を確認する
理由: 回数だけでは実施の適切さが分からないためです。
成果が出ないので事業の考え方が間違いとする
見直し方: 想定した実施ができたかと、理論の妥当性を分けて検討する
理由: 実施条件によって成果の経路が途切れた可能性があるためです。
次に手を動かす
観察シートで成果に関わる実施要素と確認方法を記入する
よくある質問
プロセス評価は成果が出てから行うものですか?
実施中から行うと改善に使えます。開始時に見る項目と記録方法を決め、定例的に振り返ることが有効です。
参加者数を見ればプロセス評価になりますか?
参加者数は重要な一部ですが、それだけでは実施品質や届かなかった理由は分かりません。到達度、質、条件も合わせて確認します。
プロセス評価にインタビューは必要ですか?
必須ではありませんが、記録や数値だけでは分からない障害・工夫・利用者の経験を理解するために役立ちます。
参照資料と確認箇所
- Magenta Book: Central Government guidance on evaluationHM Treasury / Evaluation Task Force · 2026
- 参照箇所
- 1.7.1 Relationship between benefits management and evaluation / 1.8.1 Process evaluation
- 本文との対応
- 継続的な把握と評価の補完関係、実施・文脈・改善の検討
このページの引用情報
更新履歴
- — ガイド横断点検で、指標の形式、成果区分と因果判断、表の読み方、SVI2026の適用範囲を該当箇所で明確化。
- — 方法の原典と実務上の整理を区別し、固有の仮想例・判断例・次の行動を追加。分類や測定条件の断定を見直し。







