評価クエスチョン設定シート
情報需要を広く集め、利用目的・資源・期限に照らして主要な問いを選びます。既存欄の問数は設計の目安で必須数ではありません。問いの数より、判断基準と調査可能性を確認してください。
評価クエスチョン設定シート
基本情報
評価の概要と目的を記入
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- 事業名・評価名
- 地域相談窓口(仮想)
- 評価の一次利用者(誰が使うか)
- 窓口責任者と次年度予算担当
- 評価目的(形成的/総括的)
- 形成的:受付方法の改善
- 評価実施期間
- 2026年9~11月
記入理由: 利用先と期限を先に確定します。
情報ニーズの収集
各ステークホルダーが知りたいことをリストアップする
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| ステークホルダー | 知りたいこと(問いの候補) | 優先度(高・中・低) |
|---|---|---|
| 利用者・未利用者 | 今の時間帯と申込方法で相談できるか | 高 |
| 窓口責任者 | 受付を変えるとどんな負担が生じるか | 高 |
記入理由: 意思決定に直結する情報ニーズを優先します。
| ステークホルダー | 知りたいこと(問いの候補) | 優先度(高・中・低) |
|---|---|---|
主要評価クエスチョン(KEQ)リスト
選定した主要な問いと、各問いの判断基準を記入する。問数は用途に応じて調整する。
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
| # | 主要クエスチョン(KEQ) | サブ設問(2〜3問) | 判断基準(何をもって十分とするか) |
|---|---|---|---|
| 1 | 相談を必要とする人に、現在の窓口はどの程度届いているか | 誰が利用・未利用か/利用を妨げる条件は何か | 対象者像との対応と、解消できる障壁が説明できる |
| 2 | 受付方法のどこを改善すべきか | 時間帯別の希望は何か/職員体制で対応可能か | 利用者の希望と実施可能性の両方から修正案を選べる |
記入理由: 判断に使う問いと、データ収集のための補助的な問いを分けます。
| # | 主要クエスチョン(KEQ) | サブ設問(2〜3問) | 判断基準(何をもって十分とするか) |
|---|---|---|---|
KEQ 選定理由
なぜこれらの問いを選んだか、省いた問いとその理由を記述
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
記入理由: 問いの数は固定的な正解ではなく、この評価の用途から決めています。
完成チェック
この項目の記入例(仮想例)
説明用の仮想例です。ご自身の事業に合わせて記入してください。入力内容は変わりません。
- ☑ 確認済み: KEQ を利用目的・資源・期限に照らして必要な範囲に絞っている
- ☑ 確認済み: 各 KEQ にサブ設問が設定されている
- ☑ 確認済み: 各 KEQ に判断基準が明示されている
- ☐ 未確認: コミッショナー・主要ステークホルダーが合意している
- ☑ 確認済み: 形成的な問いと総括的な問いのバランスが適切
記入理由: 本例は利用目的に応じて2問に絞っています。関係者との最終合意は次回会議で行います。
記入前に、使いどころと完成条件を確認
評価クエスチョン設定シートは、評価クエスチョン設定を会議や個人作業で実行に移すための入力シートです。手法全体の期間は「計画例:半日〜1日(関係者協議を含む)」を参考に、規模・体制に合わせて見積もります。分かる欄から仮置きし、未確定事項を次の確認課題として残してください。
このシートが役立つ場面
- 評価計画の策定初期段階で、評価の焦点と範囲を関係者と合意するとき
- 評価の発注者(コミッショナー)と評価者(実施者)が評価の目的と成果物について共通理解を形成するとき
- ロジックモデルや ToC が完成した後、「どの仮説・経路を評価するか」を選択するとき
参加者と準備
主要な評価利用者・事業担当者・対象者の代表・評価者。必要な関心と視点を踏まえて構成する。
判断に使う資料、既存データ、関係者の認識差を持ち寄ると記入が進みます。
記入の順番
- 1. 基本情報評価の概要と目的を記入
- 2. 情報ニーズの収集各ステークホルダーが知りたいことをリストアップする
- 3. 主要評価クエスチョン(KEQ)リスト選定した主要な問いと、各問いの判断基準を記入する。問数は用途に応じて調整する。
- 4. KEQ 選定理由なぜこれらの問いを選んだか、省いた問いとその理由を記述
- 5. 完成チェック
完成の目安
- 主要評価クエスチョン(KEQ)リスト(各問いの根拠・判断基準付き)
- 評価設計の合意文書(Terms of Reference への統合)
レビュー時の注意
- 「何を改善するか」という問いが多すぎて、判断・説明責任のための問いが後回しになる
- KEQ が抽象的すぎて(「事業は効果的だったか」)、測定計画に落とし込めない
- 依頼者の希望する答え(advocacy)を暗黙の前提として、問い自体が誘導的になる
記入済みの仮想例を読む(入力内容は変わりません)
以下は説明用の仮想例です。窓口の継続利用が少ないため、次年度の受付方法を見直します。
基本情報
- 事業名・評価名
- 地域相談窓口(仮想)
- 評価の一次利用者(誰が使うか)
- 窓口責任者と次年度予算担当
- 評価目的(形成的/総括的)
- 形成的:受付方法の改善
- 評価実施期間
- 2026年9~11月
記入理由: 利用先と期限を先に確定します。
情報ニーズの収集
| ステークホルダー | 知りたいこと(問いの候補) | 優先度(高・中・低) |
|---|---|---|
| 利用者・未利用者 | 今の時間帯と申込方法で相談できるか | 高 |
| 窓口責任者 | 受付を変えるとどんな負担が生じるか | 高 |
記入理由: 意思決定に直結する情報ニーズを優先します。
主要評価クエスチョン(KEQ)リスト
| # | 主要クエスチョン(KEQ) | サブ設問(2〜3問) | 判断基準(何をもって十分とするか) |
|---|---|---|---|
| 1 | 相談を必要とする人に、現在の窓口はどの程度届いているか | 誰が利用・未利用か/利用を妨げる条件は何か | 対象者像との対応と、解消できる障壁が説明できる |
| 2 | 受付方法のどこを改善すべきか | 時間帯別の希望は何か/職員体制で対応可能か | 利用者の希望と実施可能性の両方から修正案を選べる |
記入理由: 判断に使う問いと、データ収集のための補助的な問いを分けます。
KEQ 選定理由
記入理由: 問いの数は固定的な正解ではなく、この評価の用途から決めています。
完成チェック
- ☑ 確認済み: KEQ を利用目的・資源・期限に照らして必要な範囲に絞っている
- ☑ 確認済み: 各 KEQ にサブ設問が設定されている
- ☑ 確認済み: 各 KEQ に判断基準が明示されている
- ☐ 未確認: コミッショナー・主要ステークホルダーが合意している
- ☑ 確認済み: 形成的な問いと総括的な問いのバランスが適切
記入理由: 本例は利用目的に応じて2問に絞っています。関係者との最終合意は次回会議で行います。
判断で間違えやすいこと
「何人利用したか」だけで成功の判断まで行う
見直し方: 必要な対象者に届いたか、届かない理由は何かも問う
理由: 人数は到達の質やアクセスの障壁を説明しないためです。
主要な問いに調査票の全設問を並べる
見直し方: 主要な判断と、それに答える小さな設問を階層化する
理由: 評価の焦点と収集項目を混同しないためです。
参照資料と確認箇所
- Identifying evaluation questionsAustralian Institute of Family Studies · 2019
- 参照箇所
- How to develop evaluation questions; Process questions / Outcome questions
- 本文との対応
- プロセスの問いとアウトカムの問いを区別すると、実施の問題と成果の問題を整理できます。
このページの引用情報
更新履歴
- — 出典に対応した説明へ更新し、手法固有の仮想記入例・判断例と更新履歴を追加。
- — 内容確認 FW-04 に基づき、断定・固定条件または記入シートと例の不整合を最小修正。入力欄の数・順序・ラベル・セクション構造を維持。未確認資料の確認状態は変更していない。


