「良い相談事業か」を答えられる問いにする
説明用の仮想例です。次年度の相談時間帯と支援内容を決める会議に向けた設計です。
| 判断 | 評価クエスチョン | 必要な証拠 |
|---|---|---|
| 開催時間を変えるか | 対象者によって利用のしやすさに差があるか | 経路・時間帯別利用と未利用の理由 |
| 申請準備支援を加えるか | 相談後、どの段階で手続きが止まっているか | 追跡状況と具体的な障害 |
| 効果検証を追加するか | 現在の情報で事業の寄与をどこまで説明できるか | 外部要因・他機関支援・比較条件 |
この例から判断できること
アンケート項目を先に増やさず、各問いをどの判断に使うか確認します。今回のデータで因果効果が分からない場合も、その不足が次の設計判断になります。
判断で間違えやすいこと
担当者が答えてほしい結論を問いに埋め込む
見直し方: 良い変化、変化なし、不利益のいずれも検討できる問いにする
理由: 確認だけの評価になることを防ぐためです。
3問にするために別の論点を一文へ詰め込む
見直し方: 論点を分けて重要度と調査負担を比較する
理由: 問いの数より答えられる範囲の明確さが重要だからです。
次に手を動かす
評価クエスチョンシートで問いと利用する判断を一行ずつ結ぶ
よくある質問
評価クエスチョンは何個くらいが適切ですか?
適正な個数は決まっていません。一つずつ、誰のどの判断に必要か、期限までに答えられるかを確認します。重要だが答えられない問いは、理由と次の検証方法を残します。
アンケート項目と評価クエスチョンは同じですか?
違います。評価クエスチョンは評価全体の問いで、アンケート項目はその問いに答えるための一つのデータ収集手段です。
誰が評価クエスチョンを決めるべきですか?
事業責任者だけで決めず、実施担当者、評価結果を使う意思決定者、可能であれば対象者や協力機関も交えて確認すると実用性が高まります。
参照資料と確認箇所
- CDC Program Evaluation Framework, 2024Centers for Disease Control and Prevention · 2024
- 参照箇所
- Steps 3–4: Focus the Evaluation Questions and Design / Gather Credible Evidence
- 本文との対応
- 目的・問い・指標・収集方法の対応と実現可能性
このページの引用情報
更新履歴
- — 主張と原典の対応、仮想の完成例、判断の修正例、次の作業への導線を追加。未検証の一般化を修正。






