研修から職場の合意までをつなぐ
説明用の仮想例です。NPO職員12人向けに評価計画研修を行います。
| 段階 | 記入例 | 確認する資料 |
|---|---|---|
| 産出 | 12人が計画案を提出 | 提出記録 |
| 短期アウトカム | 問いと指標の対応を説明できる | 演習時の説明と修正履歴 |
| 中期アウトカム | 次の職場会議で収集項目を合意する | 同意のある範囲で確認する会議記録 |
| 前提 | 職場に検討時間と決定権がある | 参加者と上司への確認 |
この例から判断できること
提出数と活用を分けます。計画案が提出されても会議で使われなければ、教材の問題か、実践機会の問題かを確かめます。
判断で間違えやすいこと
研修をしたら組織全体が改善すると直接つなぐ
見直し方: 計画案、職場合意、データ収集、改善判断の段階を挟む
理由: 事業の力が及ぶ範囲と、途中で途切れる可能性を確認するためです。
完成した図を効果の証拠として提出する
見直し方: 図は仮説と記し、検証に使う記録や比較方法を別に示す
理由: 因果関係を描くことと、現実に確かめることは別だからです。
次に手を動かす
自分の事業の産出と変化を一つずつ書き、間の前提を確認する
よくある質問
ロジックモデルとセオリー・オブ・チェンジの違いは?
ロジックモデルは活動と成果の関係を表す図で、セオリー・オブ・チェンジを示す方法にも使えます。一律の境界ではなく、どの変化の経路を表し、矢印の前提と根拠をどこまで説明するかで整理してください。
ロジックモデルは誰と作るべきですか?
事業担当者だけでなく、現場スタッフ、管理職、可能であれば受益者や関係機関も加えると、現実に近いモデルになります。
ロジックモデルだけで効果は証明できますか?
できません。ロジックモデルは因果仮説の整理です。効果を検証するには、指標設計、データ収集、比較設計などが必要です。
参照資料と確認箇所
- CDC Program Evaluation Framework, 2024Centers for Disease Control and Prevention · 2024
- 参照箇所
- Step 2: Describe the Program
- 本文との対応
- 活動・成果・前提を関係づけるモデルと、状況に応じた見直し
- Glossary of Key Terms in Evaluation and Results-Based Management for Sustainable Development (Second Edition)OECD · 2023
- 参照箇所
- Outcomes / Outputs(本文 p.45)
- 本文との対応
- 産出と成果の定義、および知識・技能変化の分類が枠組みによって異なること
このページの引用情報
更新履歴
- — ガイド横断点検で、指標の形式、成果区分と因果判断、表の読み方、SVI2026の適用範囲を該当箇所で明確化。
- — 用語の出典と適用範囲、仮想の完成例、誤った判断の修正例を追加。







